BLUE BIND
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私にも何かやれることはないか、
と思ってリンクを繋ぎました。
小児ガンや無毛症、事故等で、
髪を失った方へ髪を寄付している
NPO団体のホムペです。
水色も伸ばして寄付する予定です。
ジャパンヘアドネーション
これは皆様もご存知のはず。
実は私、献血大好きなのです。
いつも400取ってもらってます。
体力的・時間的に余裕のある方々、
ぜひご協力をお願い致します。
日本赤十字社
寄付や献血を、行ったり訴えることが、
キレイ事に見えても構いません。
必要としている人がいるのは確かです。
実質的な行動はなくとも、
こういうのがあるということを、
知ってもらえるだけでも嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました。
[ 見知らぬとこで七色が 8 ]
2011-11-09(Wed) 09:30:00
空になったペットボトルを渡した。
「ごちそうさま」
「これで足りた?もっとあるよ?」
「もう充分だよ。それより、俺トイレ行きたい」
立ち上がろうとして膝が折れた。
突然の出来事に、全てがスローモーションに変わる。
このままいったら、間違いなく床直撃コース。
良くて怪我で、悪くて骨折だ。
それでも、どうすることもできなくて、
俺は思わずぎゅっと目を閉じた。
瞬間、俺の体ががしっと男に支えられた。
「っと、危ない危ない」
「ごめん」
謝ると男が笑った。
問題なしといった表情だった。
しかし、これはかなりやばい。
力が入らなくてやっぱり踏ん張れない。
これだと俺はトイレにも行けない。
すると、肩を組んでくれて男が支えてくれた。
「これならどう?」
「あ、うん、いいみたい」
「よし、トイレ行こうか」
俺に頷いて歩き出した。
廊下に出て洗面所に入り、脇にあるトイレに着いた。
キレイに掃除されたトイレだった。
「ほら、ここ掴まって」
トイレの手すりに、掴まって立つ。
すると、男がズボンに手をかけてきた。
「うわ!いいって!あとはやるから!」
「立位もとれないくせに何言ってんだ。
それに男同士なんだし、これくらい恥ずかしくない」
言いながらズボンを下ろされてしまう。
そして、トイレに座るよう促された。
こういうの慣れてる手つきではあるけど、
俺はとんでもなく恥ずかしかった。
「終わったら呼んで」
笑いながらドアが閉められた。
よかった、用を足すところはさすがに離れ離れか。
ほっとしながら、俺は息をつきながら用を足す。
「もう終わった」
「音しなかったけど出た?」
「そんなの聞くなよ。ってか出たよ」
また掴まり立ちし、男にズボンを上げてもらい、
肩を組んで歩き出す。
さっきの布団に寝転がると、溜め息が漏れた。
これだけで、かなり疲れた。
「お疲れ様」
「こっちの台詞だって」
「半日は寝ていたから筋力が落ちたのかも。
トイレでも居間でもいい、少しずつ歩こうな」
マジかよ、とがっかりしたけど、
そんなことに詳しい男にびっくりした。
驚いている俺を、男はゆっくり寝かす。
そして、笑顔を見せながら布団を体にかけてくれた。
あやすように体がぽんぽんと叩かれる。
そんなに優しくしてくれなくて構わないのに。
俺は、記憶喪失で正体不明だ。
それなのに、どうしてこんなに親切にしてくれるのか。
歩いて疲れて、うとうとしてくる。
寝る前に、どうしても聞きたいことがあった。
「あのさ‥」
「何?」
「お前のことどう呼べばいい?」
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