BLUE BIND
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水色も伸ばして寄付する予定です。
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これは皆様もご存知のはず。
実は私、献血大好きなのです。
いつも400取ってもらってます。
体力的・時間的に余裕のある方々、
ぜひご協力をお願い致します。
日本赤十字社
寄付や献血を、行ったり訴えることが、
キレイ事に見えても構いません。
必要としている人がいるのは確かです。
実質的な行動はなくとも、
こういうのがあるということを、
知ってもらえるだけでも嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました。
[ 見知らぬとこで七色が 14 ]
2011-11-22(Tue) 09:30:00
早く寝たせいかふと目が覚めた。
時計を見てみると夜中を示している。
ふすまから漏れている光で、
コウが帰ってきているのが判った。
微かにパソコンのキーの音もする。
きっと、昨日みたいに仕事をしているんだ。
コウはどうして俺の面倒を見てくれるんだろう。
もしかして、俺ってコウの好みなのかな。
そんなことを考えてふと、DVDを思い出した。
俺、どこもいいところなんてない。
頭脳も顔も平凡で、背もそんなに高くない。
そういうの抜きにしてコウにとっての俺は、
ストライクゾーンなのだろうか。
俺はどうなのかと考えてみる。
コウは、稀なほどいい男だ。
背も高いし顔も整ってて、すごく優しい。
でも、たぶん、ゲイなんだよな。
元々の性格か、それへの偏見はない。
もちろん女の子もいいけど、
コウなら悪くないって思っている。
はあ、なんかもやもやするな。
もやもやして胸が気持ち悪くなってきた。
「エン起きてる?」
コウの声がした。
黙ってればいいのについ答えた。
「あ、うん」
「こっちおいで。俺なら構わないから」
ふすまを開けると、笑っているコウが待っていた。
「どうして起きてるって判ったの?」
「すごい溜め息がした」
くすくす笑うコウ。
恥ずかしいのと情けないのとで、つい苦笑いする。
溜め息はやや控え目にしよう。
「眠れないならホットチョコでも淹れようか?」
「いいよ、コウは仕事してて」
「いいんだって。俺もちょうど休みたかったから。
ちょっと待ってて」
コウはノートパソコンを開いたまま立った。
そして、台所でホットチョコを準備してくれる。
パソコンの隣には鍵があった。
ここの家の鍵なのかな。
それにしては小さいような気がする。
数字の刻まれたプレートが一緒に付いているけど、
部屋番号って感じには見えない。
それをじっと眺めていると、コウが声をかけた。
「その鍵見覚えある?」
「ない。どうして?」
「さっき、エンのカートの洋服を洗濯したんだけど、
間からそれが出てきたんだ」
もちろん見覚えはない。
だけど、どこで使うものなのかが判ったら、
全部がきっと解決する。
俺はなぜかそんな気がした。
そんな大事なアイテムを、コウが見つけてくれた。
とりあえず、鍵はコウに預かってもらった。
俺があともうちょっと歩けるようにならないと、
鍵についても調べようがない。
「じゃあ、ここに入れておくよ」
ホットチョコの入ったカップをテーブルに置いてから、
コウは大事そうに、棚の上にある箱に入れた。
いつまでここにいていいんだろう。
コウはいつまで俺を置いてくれるんだろう。
ずっと世話になれないのは承知している。
カップを見つめながらそう考えていると、
コウに顔を覗き込まれた。
「エンどうした?チョコ甘すぎた?」
「あ、ううん、すごい美味しいよ」
「よかった。あれ?エンまた熱っぽい?」
コウの手が額に当てられた。
しかも、顔までぐっと近づけてくる。
俺はどきどきして固まってしまった。
「大丈夫だ。これ飲んだら寝よう」
「う‥うん‥」
コウは手を離して、カップの残りを飲んだ。
どきどきする胸の音を聞きながら、
俺もチョコを飲んで、ぐいっと口を拭った。
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