BLUE BIND
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と思ってリンクを繋ぎました。
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髪を失った方へ髪を寄付している
NPO団体のホムペです。
水色も伸ばして寄付する予定です。
ジャパンヘアドネーション
これは皆様もご存知のはず。
実は私、献血大好きなのです。
いつも400取ってもらってます。
体力的・時間的に余裕のある方々、
ぜひご協力をお願い致します。
日本赤十字社
寄付や献血を、行ったり訴えることが、
キレイ事に見えても構いません。
必要としている人がいるのは確かです。
実質的な行動はなくとも、
こういうのがあるということを、
知ってもらえるだけでも嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました。
[ 見知らぬとこで七色が 22 ]
2011-12-11(Sun) 07:50:00
心臓の鼓動が、やけにうるさい。
そんな中でも、唇からの熱だけは感じられた。
キスはこれが初めてじゃない気がする。
だけど、同性とするのはこれが初体験だろう。
記憶はないけどそんな予感だけはした。
コウが唇を離して俺を見る。
その目は切なそうな色を宿していた。
「ごめん、エン」
「どうして謝ってくるの?」
「記憶がないだけで恋人がいるかもしれない」
そんなことを考えていたコウに驚く。
俺は唇を噛み、こう答えた。
「今そんなことを考えてもしょうがないよ」
「そうだね」
「だって、俺はコウのこと好きに‥っ」
言葉の途中で、コウが俺の唇に指を当てる。
そして、切ない目から悲しい目になって、
搾り出したような声で言ってきた。
「俺のことは諦めてほしい」
衝撃的な一言に、俺の目が大きく広がる。
俺は思わずコウの服を掴んだ。
「だったら、どうしてキスしてきたわけ?
俺のこと好きだから、キスしたんじゃないの?」
コウは目を逸らして口を閉ざす。
言いたいことを堪えている、そんな表情だった。
「いるかもしれない恋人が気掛かりになってんの?」
目を逸らしたまま下を向いて、
コウは首を振りながら辛い顔になった。
そして、コウは言いたくなさそうに言った。
「エンのせいじゃない。俺が悪い。
俺はエンが思ってるより汚れているんだ」
聞けるようなムードじゃないって判っていても、
どういうことか聞かずにはいられない。
コウのシャツを握り直してから口を開いた。
「どういう意味なのか説明してよ」
「あのDVD見たよね?」
あの、とは本棚のやつだ。
俺がそれを見たのを知ってる、そんな口調だった。
だったらもう隠しはしない。
「よろけた時にちょっとだけ見えたんだ。
でも、それだけだよ。
パッケージ眺めたり、プレーヤーで再生してない」
「なら、俺から言うよ」
言うって何をだろう。
口調からしてイヤな予感しかしない。
だけど、聞くことから逃れられない。
ごくりと喉を鳴らすと、コウは諦めたように笑った。
「あのDVDに出ているのは俺なんだ」
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なんとなくコウが誰なのか判ってきたような‥?
お気に召しましたら一票お願いします。
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