BLUE BIND
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髪を失った方へ髪を寄付している
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水色も伸ばして寄付する予定です。
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これは皆様もご存知のはず。
実は私、献血大好きなのです。
いつも400取ってもらってます。
体力的・時間的に余裕のある方々、
ぜひご協力をお願い致します。
日本赤十字社
寄付や献血を、行ったり訴えることが、
キレイ事に見えても構いません。
必要としている人がいるのは確かです。
実質的な行動はなくとも、
こういうのがあるということを、
知ってもらえるだけでも嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました。
[ 見知らぬとこで七色が 23 ]
2011-12-14(Wed) 07:55:00
コウが何を言ったのか。
耳に入ってきたけど頭に入っていかない。
DVDに出ているのは俺だ、と。
それは、つまり、
コウはそういうので稼いでいるってことだ。
「俺のことが嫌いになっただろ?」
泣きそうな顔をしているコウ。
コウの目を見るだけで胸が痛かった。
でも、どうしてだろう。
それを聞いても、好きだって思いは変わらない。
嫌いになれないし汚れてるだなんて思えないんだ。
コウのことだから、きっと何かあるに違いない。
そうだよ、その何かを知りたい。
「それに出演した理由は?」
言えないと言うように、コウが首を振った。
何だか急に、むかむかしてきた。
記憶のない自分に。
訳も離さないで落ち込んでいるコウに。
好きなのに好きだって言わない、俺達に。
むかついて、コウのシャツの襟を締め上げてやった。
コウが、目を大きくして俺を見る。
「言わないと判んないだろ!聞くから言いなよ!
聞いたあとに嫌いになるから!」
叫びながら泣きそうになった。
だけど、ここでなんて泣いてやらない。
コウのためになんか泣いてやるもんか。
コウはまだ黙っていた。
俺は更に、シャツを締め上げる。
すると、コウが俺の肩を叩いた。
「ギブアップだ。言うから離してよ」
「ウソつかない?」
「エンには敵わないからちゃんと話すって」
手を離すとコウは喉を撫でた。
力は入れてないけど少し苦しかったらしい。
そして、コウは俺に笑って口を開いた。
「両親の借金の返済、それが目的なんだ」
子供がそんなもの継続するものなのか。
考えを読んだのか、更にコウは続けた。
「俺には夢があった。夢をどうしても諦められなかった。
そのためには、借金をきちんと返済するのが条件なんだ。
あのDVDだけじゃなくて、そういうバイトもしてる」
「そういうバイトって?」
「同性向けの風俗」
くらっと目の前が暗くなった。
いや、俺がこれくらいで暗くなってどうする。
コウだってそんなことを好きでやってるんじゃない。
俺は、拳を握って更に訊ねた。
「夢って何?」
「ショップを持つこと。自分がデザインした洋服のね。
小さい店だけど、もうオープンした。
準備のためにバイトはここ1ヶ月休んでる」
一瞬だけ頭痛がした。
どこかで聞いたことのあるフレーズが入っていた。
でも、どうしても思い出せなかった。
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