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  [ 見知らぬとこで七色が 28(R18) ]
2011-12-25(Sun) 09:05:00
「うああっ」
「もしかして、ここ当たり?」
「あ‥当たりって何‥?」
訊ねると芯をまた擦られた。
腰がびくびくと跳ねる。

「あ、あ、あ‥っ」
「エン気持ちいい?」
「はあっ、はあっ、判んな‥い‥っ」

戸惑ってしまうような感覚。
むず痒いような、くすぐったいような、
形容することができない感覚だった。

その時だった。
込み上がるものを腰に感じ、ぶるぶると震えた。
これは、記憶がなくても何なのかは理解できる。

「コウ、も‥いいから‥」
「どうして?イキそう?」

的を得た声に、つい真っ赤になる。
すると、くすりと笑われた。

「図星?」
「だって、こんなされたら‥俺だって男だし‥っ」
「そんなこと判ってるよ。このまま出していいから」
「は?ちょ‥ムリ‥んああっ」

コウに中と外を攻められ、腰が浮く。
そして、唇を噛みながら俺は達してしまった。

久々に出したせいか射精が止まらない。
それでも、コウはそれを銜えたままで、
口で俺のを受け止めた。

肩で息をしながらコウの顔を見ると、
ソレから口を離したとこだった。
頬がちょっと膨らんでいる。
きっと、俺のがまだ口にあるんだろう。
ティッシュかごみ箱を探していると、コウの喉が鳴った。

「ひい!」
「うわ!何?」
「コウが‥それ飲んだ‥」

パニックのあまり、じわりと涙が出てきた。
精液なんか美味しくないのに、コウが俺のを飲んだ。
いくら、そういうバイトで慣れてるからって、
飲むことが信じられない。

すると、コウが俺の額にキスした。
「ごちそうさま。エンの美味しいかった」
「そんなわけないだろ、バカ」

貶したのにコウは笑っている。
そのコウは、ソレを硬くしていた。

そうだよな、コウはしてばかりたもんな。
俺もコウに何かしたいけど、たぶん今できるのは、
ただひとつだけだ。

俺は俯いたまま低く呟いた。
「コウ、もういいから‥きていいよ‥」

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メリークリスマス!
私はこれから仕事に行ってきます(笑)


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