2012-01-01(Sun) 07:35:00
「エンの顔見せてよ‥」
「イヤ、だ、あ、あ、あっ」
顔を覆っている腕を退かすように、
コウが腰のスライドを早めた。 それに合わせて、ソレを扱くスピードも早まる。 衝撃のような快感に、体をくねらせた俺は、 シーツを握り締めた。 「はあっ、ああっ」 「やっとエンを見られた」 「あ、う、そんな‥ことのため、に‥あっつっ」 「これ痛いの?」 コウが動きを緩めて、心配そうな表情をする。 痛かったわけじゃなくてつい呻いただけだった。 こんな顔のコウも悪くない。 けど、この緩い動きが、 逆にもどかしくて苦しくなってくる。 もどかしさからか、じわりと涙が溢れた。 「エン?」 「いいから‥このまま続けて‥」 コウは困ったように顔のまま、こくりと頷いた。 そして、ずんっと腰を重く突いてきた。 甘い痺れが全身を駆け巡って、脳髄まで支配される。 思わずシーツを破れるくらい握った。 「うああ、それくる‥っ」 「気持ちいい?」 「ん、いい、はあ、気持ちいいっ」 じわじわと混み上がるものに腰が震えてくる。 さっきと同等の感覚だった。 そう、こんなことされて俺はまた出そうになってきた。 「も‥出そ‥」 「いいよ、このまま一緒にイこうよ」 コウがソレを更に強く扱きながら、腰を突く。 肌と肌のぶつかる音が響いた。 それを聞きながら、ぎゅっと目を硬く閉じた。 「イク、あ、あ‥っ」 びくん、と体が跳ねると背が撓った。 真っ赤になった割れ目から、精が飛び散る。 コウはそれを手で受け止めながら、動きを止める。 そして、唇を噛みながら低く呻いた。 「う、く‥っ」 コウのが膨らんだのが伝わってきた。 中でイッたんだと思う。 コンドームしてるし、このままで大丈夫だろう。 肩で息をしながらコウが俺を見る。 そして、疲れてるくせに幸せそうに笑ってきた。 俺も、疲れていたけど笑ってみせた。 そのまま、ゆっくり唇を触れ合わせた。 次話へ 前話へ あけましておめでとうございます。 エロに終わり、エロに始まりましたが(苦笑) 今年もどうぞ宜しくお願い致しますm(_ _)m 大晦日に七色全話に拍手を下さった方、 ありがとうございます! こんな小説ですが去年の締めくくりになれば幸いです。 素敵な新年になりますように(^▽^) それでは仕事行ってきます(爆) お気に召しましたら一票お願いします。 |