BLUE BIND
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Author:水色
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僕達の体育祭 (8)
青い空を見上げて2nd (48)
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風のように遥かに (39)
魚心あれば水心 (6)
雲の上の輪廻 (4)
その雪景色窓辺より (42)
傷痕は誰が為の (13)
星が刻んだ未来さえ (69)
その手はひとつじゃない (8)
青い空を見上げて3rd (70)
僕達の学園祭 (8)
蒼空と流星の狭間 (30)
見知らぬとこで七色が (42)
決めたゴールを走れ (93)
ゴールの先に在るもの (11)
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髪を失った方へ髪を寄付している
NPO団体のホムペです。
水色も伸ばして寄付する予定です。
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これは皆様もご存知のはず。
実は私、献血大好きなのです。
いつも400取ってもらってます。
体力的・時間的に余裕のある方々、
ぜひご協力をお願い致します。
日本赤十字社
寄付や献血を、行ったり訴えることが、
キレイ事に見えても構いません。
必要としている人がいるのは確かです。
実質的な行動はなくとも、
こういうのがあるということを、
知ってもらえるだけでも嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました。
[ 決めたゴールを走れ 17 ]
2012-02-29(Wed) 05:30:01
タンクの計器の修理が完了した。
この計器の故障により、ガソリンは空だってのに、
エンプティランプが点灯されなかった。
つまりは、ガソリンが空だったってわけだ。
ディーラーでガソリンを分けてもらうこともできた。
これでガソリンスタンドまで行って満タンにしてもらえば、
ひとまず大丈夫だろう。
後藤野さんにそれらを説明し、
ディーラーの店長に礼を告げ出発したのは、
ここにきてから2時間後のことだった。
走ってすぐにガソリンスタンドが見えて、
そこでガソリンを満タンにしてもらう。
後藤野さんに給油中、
コーヒーが飲みたいからついてこいと言われた。
店内は、生き返るように風が涼しかった。
誰もいないカウンターに座り、
俺達はアイスコーヒーを一気飲みする。
ぷは、とコップを置いてから話しかけられた。
「おい」
「あ、はい」
「地元への飛行機、まだあるか?」
「さあ、どうでしょう」
「トランスポーターは、とっくに次の場所に移ったぞ」
「そうですね」
実は既に、予約していた飛行機は出発していた。
そして、それが最終便であり、
次のフライトは明日の夜になってしまう。
電車という手段もあるが、場所がここから逆方向になる。
だったら、次のサーキットまで行って、サウナやカプセルホテル、
もしくは漫喫で寝泊まりしようか、などと考えていた。
こうなったのは後藤野さんのせいじゃない。
車のせいでも俺のせいでもない。
そういう運であり、タイミングだったってだけだ。
「まあ、どうにかしますよ」
「だったら俺に任せてもらう」
「は?」
「俺のせいなんだから俺がどうにかする」
悔しそうな顔をしながら、
ぐしゃ、と紙コップが潰された。
後藤野さんなりに責任感があるようだ。
それにしても、どうにかするって、
どうするつもりだろうか。
「後藤野さんのせいじゃありません。
自分でどうにかしますから大丈夫です」
「それだと俺の気が収まらない」
「そもそも自分が勝手に修理しただけですから」
潰れた紙コップが、更にぐしゃりと潰された。
「つべこべ言わないでこい」
カウンターのイスから立ち上がってコップを投げ捨てると、
後藤野さんはさっさと運転席へむかった。
有無を言わさない態度と顔に、俺はやれやれと思いながらも、
ついていくしかなかった。
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