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  [ 青い空を見上げて2nd 6(R18) ]
2010-06-30(Wed) 10:16:16
阿久津城


まず、ソレの先っぽを舐めた。
それから、裏側にくっきり浮き出ている肉筋を、
舌を押しつけるように強く舐める。
「‥ふ、う‥っ」
ウツミは、うめきながら俺と同じことをした。

俺はウツミの反応を楽しみながら、ソレの半ばまで銜える。
唇を窄め、舌で先を突き、ソレを握ってやんわり扱くと、
ウツミの太ももが、ぶるっと震えた。
「‥んんっ、くうっ」

完璧なコピーはできなくてもウツミなりに頑張っていて、
ほぼ同じことを俺にしてくる。
俺は、出そうになりそうな声をこらえていた。

しばらく俺の真似をして愛撫を続けていると、
どうやらコツが掴めてきたらしい。
ウツミは、自分で考えながら勝手に動くようになった。

「‥んくっ、あむ‥んむ‥はあ、はあ‥」
ソレの割れ目を舐めながら、
ウツミが足の間から俺を覗いてくる。
頬を赤く染め、たまらなく欲しそうな目をしていた。

今日はこれから出掛けるんだから無茶はできない。
それなのに、そんな顔をされたら挿れたくなる。

負けるな俺。

おねだりに従ってはいけない。

俺は、ウツミの入口を指先でなぞった。
円を描くように指で触れると、ひくっと蕾が揺れ動いた。

「‥んぁ」
ウツミの喘ぎと共に、先から透明の液体が溢れる。

さすがに、これだけは真似しなかったウツミは
俺のソレへの懸命な愛撫は続けていた。
ぎこちないけど、そのぎこちない動作がこれがまた可愛い。

ラストまではムリでも指でするならいいかと思い、
ウツミの先走りの液体をとって、人差し指と中指を濡らし、
ぐぐっと挿れてやった。

「‥ひっ。あ、んん‥んあ」
ちゅぽんと、ウツミの口からソレが離れた。

でも、ウツミは手だけは動かしていた。
高みに上げようと、ウツミは俺のソレを扱いてくれている。
そのいじらしさと刺激にイキそうになった。

でも、ウツミよりも先にイクわけにはいかない。
俺のプライドがそう言っている。

「‥ジョー‥も、ダメ」
イキそうなのは俺だけじゃなかった。

「いつでもイッていいからな」
挿れている指で、ウツミの感じるところを探した。
手前から最奥へと、右から左へと、ゆっくり指で擦っていると、
突然、ウツミの体がびくんと跳ねた。
「‥あぁあ‥っ‥そこ、は、イヤだっ」

どうやら、ウツミのいい場所にあたったみたいだ。

かりっと指で内部を掻きながら、ソレの裏を舐めると、
ウツミは何度も身震いした。
「‥もう、あ、出る‥イッちゃう‥!」

一瞬、ウツミのが大きくなった。
そして口いっぱいに広がる、精の匂い。

達した弾みでソレを握られた俺も、遅れて果てた。
腰を上げてウツミの口に放ちながら、
いつものように、ソレを強く吸い上げる。

「‥いいっ、いああっ、くう‥ジョー‥!」
ソレを俺の喉に押しつけて、ウツミはまた少しだけ出した。

ウツミは、イッた後にこうされるのが好きだ。
最初にイクよりももっと気持ちいいんだろう、と思う。
ウツミが銜えるのに慣れてきたら、
俺にもやってもらおうと企んでいた。

口の中で、へろへろに萎えてきたウツミのソレを離した。
ウツミは足をがくがく震わせながら、
俺の上からどいてベッドに倒れ込んだ。
いっぱいの涙を目に浮かべたまま、ふうっと息を吐くウツミ。

「気持ちよかった?」
横たわったままの俺が、頬にそっと触れると、
ウツミは恥ずかしそうにこくりと頷いた。

手に放たれた俺の精を、ウツミは珍しそうに見つめている。
それから思い切ったように、ぺろりと舐めると、
おえっと苦そうな顔になった。

どうしようと言いたげな目をしていたから、
俺はティッシュを取り、ウツミの手を拭ってやった。
自分のくらいは処理しようじゃないか。

「これでいいか。あとは服着て手洗えばいい。
 そろそろご飯にするぞ」
「‥うん」

俺達は服を着て洗面所で手を洗い、ダイニングにいった。

「‥ジョーはどうして俺を起こしにきたの?」
みそ汁をよそっているとウツミが聞いてきた。

「出掛けようって約束、まさか忘れてないよな」
「‥あ、そうだった」
ウツミはえへへと笑ってごまかした。
ってか、全然、ごまかしになってないけどな。

まあいいか。
いいことしてもらえたし、それくら許してやろう。

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