BLUE BIND
BL小説ブログ。危険を感じた方はお逃げ下さい。
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Author:水色
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決めたゴールを走れ2nd 19 (04/06)
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初めにお読みください (1)
青い空を見上げて (31)
僕達の体育祭 (8)
青い空を見上げて2nd (48)
君、何を想う (9)
風のように遥かに (39)
魚心あれば水心 (6)
雲の上の輪廻 (4)
その雪景色窓辺より (42)
傷痕は誰が為の (13)
星が刻んだ未来さえ (69)
その手はひとつじゃない (8)
青い空を見上げて3rd (70)
僕達の学園祭 (8)
蒼空と流星の狭間 (30)
見知らぬとこで七色が (42)
決めたゴールを走れ (93)
ゴールの先に在るもの (11)
銀の翼が恋を知る (41)
そして水の言葉は生まれる (10)
雨上がりの最果てで (58)
雨の屋根の下 (7)
君とは幸せになれない (78)
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最終更新2013.6.2
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私にも何かやれることはないか、
と思ってリンクを繋ぎました。
小児ガンや無毛症、事故等で、
髪を失った方へ髪を寄付している
NPO団体のホムペです。
水色も伸ばして寄付する予定です。
ジャパンヘアドネーション
これは皆様もご存知のはず。
実は私、献血大好きなのです。
いつも400取ってもらってます。
体力的・時間的に余裕のある方々、
ぜひご協力をお願い致します。
日本赤十字社
寄付や献血を、行ったり訴えることが、
キレイ事に見えても構いません。
必要としている人がいるのは確かです。
実質的な行動はなくとも、
こういうのがあるということを、
知ってもらえるだけでも嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました。
[ 決めたゴールを走れ 63 ]
2012-04-24(Tue) 06:00:00
タクシーは、でかい病院に到着した。
色んな科のある、いわゆる総合病院らしい。
料金を支払い、礼を言って車を下りて中に入った。
すぐ受付があり、そこへ足を進める。
事務服を来た女性達が、忙しそうに動いていた。
受付の仕方を聞きたくて待ってみたものの、
誰1人としてこっちへきてくれる気配がない。
なので、思い切って自ら声をかけた。
「初診なんですけど受付できますか?」
受付担当の女性1人、奥から歩いてくる。
無愛想というよりは無表情で、冷たく言い放った。
「本日の受付は、とっくに終わりました」
言うだけ言い、女性は俺から足早に去った。
言葉も態度も、ちょっと酷すぎる。
病気になったからこそ病院にくるのだから、
そういう言い方はあんまりだ。
病院まできたってのに診察してもらえなかったら、
どうすればいいのだろうか。
いや、さっきの女性がはずれだった可能性がある。
一か八か、こうなったら手当たり次第当たってやろう。
「あの!すみません!」
大きな声を出すと、さっきとは別の女性が奥からきた。
紫のメガネを指先で上げながら、
つかつかとヒールを鳴らしてやってくる。
「何でしょう?」
「どうしても診察してほしいんです。
どうやったら受付してもらえますか?」
「本日の受付は‥」
「終わったのは判ってます。これ見て下さい。
重症だってこと理解できますよね?」
焼き焦げた手を見せると、うっと呻かれた。
受付の女性が、口に手を当てて目を横に逸らす。
その手を上げて、紫のメガネをまた上げた。
「でも‥本日の受付は‥」
どうやら、マニュアルが絶対であり、
重症であろうとも受付はしてもらえないらしい。
どうしたらいいんだろうか。
外から救急車でも呼ぶか。
そんなことを考えていた時、初老の医師が、
書類の用紙らしきものをメガネの女性に手渡した。
「君、これをお願いします」
いいタイミングでありチャンスでもあった。
直談判したらすんなりと診察してもらえる可能性がある。
初老の医者に、横から声をかけた。
「あの!すみません!」
「はい?どうかしましたか?」
「受付終わってますけど診察してもらえませんか?」
必死になってケガした両手を、広げて見せる。
医師は、目を広げながら手を見た。
「すごい火傷ですね。んん?おや?
ああ、なるほど。君はさっきの人ですか」
さっきの人も何も俺は今しがた、ここにきたばかりだ。
言っていることが判らずにいると、にこりと微笑まれた。
安らげる優しい笑みだった。
「いいでしょう。私がケガを診ましょう」
「ありがとうございます」
ぺこりと頭を下げると肩を叩かれた。
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本日ほんの一瞬ですが、
ランキング13位になりました。
あああありがとうございます(土下座)
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ゴールのお話まだまだ続きます。
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