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  [ 決めたゴールを走れ 78(R18) ]
2012-05-10(Thu) 06:00:00
これで終わりだ、という言葉に愕然とした。
ここまでやっておいて、終わりだと一方的に言われて、
俺にここからどうしろと言うのだろう。
と思っていたら、光さんが下着を脱いだ。
次いで俺のも脱がす。
そして、光さんと俺は、とうとう全裸になった。

終わりだと言いながら、生まれた姿となり、
脳内にハテナマークが浮上する。
浮上しながらも視線はしっかりと、
光さんのソレを捉えていた。
興奮している状態で、ソレの先が少し濡れている。

「あの、もうこれで終わりなんですか?」
「着たままでやるのは終わりだって言ってんだよ」

あ、なんだ、そういう意味だったのか。
もちろんいいに決まっている。
それならそうと判るように言ってくれたら、
俺だってあんなにがっかりしなくて済んだのに。

「聖、あれで終わりだと思ったのか?」
「あんな言い方されたら、誰だってそう思いますよ」
「そんなわけないだろ」
光さんがくすりと笑った。

そして、俺の首と腹、濡れているソレの先に、
つつっと指を滑らせていく。
ほんのちょっと触られただけで、俺はびくんと跳ねた。
光さんが楽しそうに、割れ目へと指を這わす。

「聖のここすごい濡れてるな」
「そんなに擦すられたら誰だって‥んあ‥っ」
「これを使ったら、もっと気持ちいいぞ」

光さんが手にしたのは、ローションのボトルだった。
この忙しい中、いつの間にそんなものを買っていたのか。

いや、これはきっと楠さんが持ってきたんだ。
楠さんが光さんに、パーティーで何かを渡していた。
たぶんあれは、手荷物用の、クロークのカードだ。
それを光さんが貰ったとしたら、全てが合う。
受け取る光さんも光さんだし、引き渡す楠さんも楠さんだ。

ところで、これからどうするのだろう。
やはり、男女がするのと同様に、
どっちかが挿れて、どっちかが挿れられるのか。

ローションまで用意してあるんだし、
互いを扱いて終わり、というわけではないだろう。
それくらいなら、ローションなんていらないし。

そんな心配をしてると、光さんが俺のソレの上で、
ローションボトルを逆さにしていた。
はちみつのように、とろりと垂れ落ちてくる。
冷たくて粘っこい液が、ソレを濡らした。

ローションは、ソレを伝って尻にも流れる。
あまりの冷たさに尻が、ぴくりと窄まったのが伝わった。
一方、ソレは筋を浮かせてびくびくと脈を打っている。

俺は今、光さんの下になっている。
体制的に、もしかして俺が挿れられるのか。
慣れてしまえば気持ちいいと聞いたことあるが、
初めてだったら痛いだろうな。

そんなことを考えていて青ざめていると、
光さんが俺に跨ったまま、己のソレにローションを垂らす。
俺のようにソレを伝い、とろりと尻へも流れた。
光さんはボトルをベッドサイドに置いてから、
ソレとソレを重ね擦り合わせてきた。

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