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  [ 決めたゴールを走れ 84(R18) ]
2012-05-18(Fri) 06:00:00
全身を光さんに丹念に洗われた。
ローションを洗い流してから、陰茎から陰嚢、
それこそ尻の穴の周りまで、
光さんの手であちこち洗われていく。
「そんなところまで洗わなくていいですよ」
「それじゃあキレイにならないだろ」

インターバルを置いてそんなところを洗われたら、
男ならこうなるに決まっている。
光さんは俺のソレを見て、
してやったと言わんばかりに笑った。

「おい、聖。これは何だよ?」
「光さんがあちこち触るからですよ」
「あちこち触られると、いつもこうなるのか?」
「まさか。俺だってこんなの始めてです」

ふふん、と光さんは鼻を鳴らすと、
ボディソープのぬめりを使ってソレを扱いてきた。
ソレが反応すると、笑う光さんのソレも反り立ち、
蜜を溢れさせながらひくひくと揺れ動く。

立ったままソレとソレを重ね、
光さんが一緒に扱いてきた。
逆らえない快感を味わいながら、キスをする。
腰の疼きに足を震わすと、シャワーを出したまま、
俺と光さんはまたここで精を放った。

「聖はいつもどんだけ出してる?」
「1人でも2人でも、せいぜい1回きりです」

言うと光さんは笑った。
嬉しそうに口をにやつかせている。

「そう言う光さんは、どうなんですか?」
「1人だと1回だけど、2人なら2回だな」
「あ、そうなんですか」

絶倫というほどの性欲ではないが、
俺からしてみれば多いような気もしないではない。
考えていたら胸がもやもやと曇ってきた。
2人なら2回、という台詞への嫉妬だろう。
自分だってそういう経験があるくせに、心が燻る。

光さんがソレを洗いながら、くすりと笑った。
「どうして笑うんですか?」
「いや、聖でもやっぱり妬くのかなって思ってな」
「そんなことありません」

曇っている鏡にシャワーの湯をかけると、
ほら、と鏡を見るよう顎で促された。
そこに映った俺はかなり険しい顔をしていた。

「どう思ったのか言えよ」
「‥もやもやしました」
「そうか。聖でもやきもち妬くんだな」

にししと笑われて、恥ずかしくて赤くなった。
いつもクールでいたいわけじゃないが、
こうやってからかわれると、やっぱり恥ずかしい。
ふんっと顔を逸らすと、光さんに戻される。

「でも、聖とすると3回だな」
光さんに囁かれ、嬉しさを隠せなかった。

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