BLUE BIND
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Author:水色
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僕達の体育祭 (8)
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青い空を見上げて3rd (70)
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髪を失った方へ髪を寄付している
NPO団体のホムペです。
水色も伸ばして寄付する予定です。
ジャパンヘアドネーション
これは皆様もご存知のはず。
実は私、献血大好きなのです。
いつも400取ってもらってます。
体力的・時間的に余裕のある方々、
ぜひご協力をお願い致します。
日本赤十字社
寄付や献血を、行ったり訴えることが、
キレイ事に見えても構いません。
必要としている人がいるのは確かです。
実質的な行動はなくとも、
こういうのがあるということを、
知ってもらえるだけでも嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました。
[ 決めたゴールを走れ 88 ]
2012-05-22(Tue) 06:00:00
光さんがみんなに配ったドリンクのお陰か、
グロッキーだったスタッフが、ちょっとは持ち直したらしく、
ミーティングは滞りなく行われた。
ミーティングが終了して解散となったが、
俺だけが監督に呼ばれた。
「前澤、人事のことで相談がある。
あとでトランスポーターまでこい」
監督の険しい表情に、ピット内がざわつく。
そんな中で監督は行ってしまった。
そういう話がくると思っていた。
大事なポジションをレースで無視して、
こんなケガまでしてしまった。
俺のしたことは許されることではない。
バレーボールで例えて言うならば、
リベロで登録していた選手がアタックした、
ぐらいに匹敵することだ。
たぶん、説教された挙句にチーフ降板か、
左遷、解雇、それくらいの可能性もなくはない。
冷や汗が流れ、汗の滲む拳を握る。
すると、光さんが隣にきた。
「人事の相談?どういうことだ?」
「ドライバーには関係ありませんよ」
「チームメイトなのに関係なくないだろ」
食いつく光さんに、俺は溜め息を吐く。
そんな俺に何か気づいたのか、光さんは眉を顰めて、
ごくりと息を飲み込んだ。
「俺もついて行く」
「呼ばれたのは俺だけですから」
「聖だけを行かせない」
「どうしてですか?」
訊ねると光さんは黙ってしまった。
光さんは感覚が鋭すぎる。
俺と監督の間に、何かがあるんだと感じたんだ。
だから、俺だけでは行かせたくない、
自分もついていくと宣言したんだろう。
「‥俺、クビになるかもしれません」
光さんを止めるために、止めを刺した。
ここまではっきり言えば判ってくれるだろう。
ドライバーには関係はありませんよ。
だって、人事についての相談なんですから。
それはつまり、これは俺自身の問題であって、
今更、どうすることもできないんです。
例えそこに光さんがいようとも。
そういうことを集約したつもりの言葉だった。
ピット内がさっきよりも騒がしくなった。
シーズン優勝果たした挙句、チーフがクビになるなんて、
スタッフも騒ぐに決まっている。
すると、光さんが俺を睨んできた。
「バカ言うな。そんなこと俺がさせない」
どうせポジションも守れないようなバカですよ。
それでも、あの時はああするしか思いつかなかった。
後悔するくらいならあんな行動はしない。
チームやレースに反していても、
俺はあれが正しかったと信じている。
「光さんにそんな権限あるとは思えませんが?」
「うるさい。とっとと行くぞ」
ぽん、と光さんに肩を叩かれた。
大丈夫、俺がちゃんと守ってやるから。
光さんの心の声だろうか。
そんな声がどこからか聞こえて、俺はくすりと笑った。
俺達は無言で、トランスポーターへむかう。
トランスポーターの監督室をノックすると、ドアが開いた。
監督が、中からドアを開けてくれた。
光さんを見て、眉を上げながらも中に招いてくれた。
「早く入れ」
「失礼します」
俺と光さんは中へ入った。
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