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  [ ゴールの先に在るもの 6(R18) ]
2012-06-19(Tue) 04:00:00
「おい、聖。こうされるの気持ちいいだろ?」
光さんが俺のソレを、ジーンズの上から擦っている。
しかも、嬉しそうな顔をしながら。
こんなに刺激されたらすぐに気持ちよくなり、
覆い被さったまますぐに息を荒げた。
「あ‥はい‥」
「だよな。聖の顔、エロくてそそる」

つっと首を舌が這ってきた。
ぞくぞくと腰がざわついて重くなる。

何かしていないと光さんに持っていかれそうで、
硬い光さんのソレを取り出して、ゆるゆると扱き始めた。
ソレは既に先が濡れていて、
動きをスムーズに導いてくれる。

人のソレに生まれて初めて触れた。
もっと気持ちよくなってほしいという欲望のせいか、
あまり抵抗はない。
むしろ、光さんにやっと触れたって感じだった。

「もう、あ、やめ‥聖‥っ」
光さんが身体を捩らせた。

「どうしてやめてほしいんですか?」
「あ‥あ‥だって、うあ‥っ」

涙目の光さんは純粋に悶えていた。
腰をがくがくと震わすと、光さんがすごい力で、
俺の手首を掴む。
そのせいで扱いていたのが止まってしまった。
光さんがほっとした顔になる。

「イキそ‥だった‥」
「イケばいいじゃないですか」
「お前はデリヘル嬢か」
「デリヘル嬢ではありません」
「言われなくても判ってるっての。
 俺はな、聖のでイキたいって言ってんだよ。
 お前のをさっさと入れろ‥っ」

目を逸らしながらも強く言われた。
ぽかんとしてから、すぐに頬が綻んだ。

エロくてそそるのは、こっちもだ。

「にやにやするな」
「はい」
「バッグにローション入ってるからさっさと取れ」
「はい」
「だから、にやにやするなって言ってんだろ」

いつものように光さんに怒られながら、
ローションを取り出した。
ローションは服につくとなかなか落ちないから、
使うなら裸にならないと。

「裸にしますよ光さん」
黙っている光さんの服を、ゆっくり脱がしていく。
脱がしながら肩にキスをしたら、やっぱり怒られた。

「ちんたらすんな。早く脱がせて聖も脱げ」
「そんなに早く欲しいんですか?」
うぐ、と光さんは言葉を詰まらせた。

前回の初体験で、光さんは挿れられてすぐ達してしまった。
つまり、エロいのは俺ではなく光さんということだ。
でもきっと、光さんはそんなこと認めたりしないだろう。

光さんを裸にして、俺もすぐに裸になった。
すると、光さん自ら、四つん這いになる。
なるほど、バックでやれということらしい。

ローションを後ろに垂らして、少し入口を解す。
もっと硬くて狭いかと思ったが、すぐに広がりを見せた。
ひくつく入口が脳内を刺激してくる。
そのせいで、早くここに挿れたくなった。

ローションをソレに垂らしたところで、俺はふと思った。
コンドームはあるのだろうか。
ここはラブホではないから、コンドームは置いていない。
自分でゴムの準備をしなかったのも迂闊だったが、
光さんはゴムを持ってきただろうか。

いや、ローションを出せとしか言っていないから、
持ってきていない気がする。
つまりは、ゴムなしってことか。
色んなことは気になるけど、まあ仕方ない。

とにかく、早く、光さんとひとつに繋がりたい。

ローションで濡らしたソレを、
光さんの中にゆっくり納めていった。

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