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  [ ゴールの先に在るもの 7(R18) ]
2012-06-21(Thu) 04:30:00
「んああああ…っ」
ソレを挿れると、光さんが呻いた。
熱くてきつい中は、俺のソレにすぐ絡みついてくる。
それでも、久々のセックスだし無茶をさせたくなくて、
中が慣れるまで俺は動かずにいた。
すると、光さんが潤んでいる瞳でこっちを見ながら、
切なそうに訴えてきた。

「聖‥早く動け‥」
「大丈夫ですか?」
「ああ、大丈夫‥だ‥っ」

待ちきれないと言わんばかりに、
光さんの腰がやらしく煽るように揺れる。
その度に、光さんの入口が広がったり、
狭まったりして俺のソレを擦ってきていた。

どうしようもない気持ちよさに我慢できなくなり、
光さんのリズムに合わせて、少しずつ動く。
内部でソレが摩擦されて、
眉間が痛くなるほど縦皺が寄るくらい、
体中が蕩けるほどの快感に犯されていく。

「くう‥光さん‥っ」
「聖、あ、あ、あ、気持ち‥い‥っ」

光さんの表情は伺えない。
その分、悩ましげで上擦っている声に、
自身がすごく興奮してしまう。

透き通るような肌の上に、
ぼつぽつと汗の粒が浮いていた。
揺れる度に、光さんの背中を伝って、
シーツに零れていく。

それすら愛しく思えてしまい、
俺は動きながら背中に舌を這わせた。
同時に、胸の尖りを強く摘まむと、
びくりと光さんが大きく震えた。
「やば、い、聖の‥深い‥っ」

体勢的に、どうやらソレが深く挿ったようだ。
更にきつく締まり、光さんが反応したのが伝わる。
奥にある俺のが、どくどくと脈を打っていた。

光さんの動きが早まった。
俺のスライドに加え、光さんの捻りも足される。
それによって、刺激が増して快感が倍になる。

「う、あ、あ、イク、聖‥もう出る‥!」
前回同様、光さんだけ先にイッてしまった。

身体を硬直させながら白濁を放出する。
ベッドが汚れないよう、手を添えて受け止めた。
同時に、光さんの中が、
心臓と同じくらいのスピードで鼓動を打つ。

ようやく体も息も落ち着いたのか、
ぐったりとした光さんはマクラに頬をつけながら、
涙目で、俺のことを見た。
色っぽくてそそられるような顔をしている。

俺の手に、液がまだ残っていた。
手をティッシュで拭いてから、
光さんのソレの先もちょいちょいと拭いて、
ようやくキスをする。

唇が離れると体を繋げたまま、
光さんが体をくるりと捻ってきた。
横向きで寝転がると、俺の右肩に片足を乗せ、
にやりと光さんが笑う。
ここからばっちり見える光さんのソレは、
すっかり復活していた。

笑顔といいソレの復活といい、
俺のことを煽っているような気がした。
さっさと動いちまえよ、
と言いたそうなオーラさえ感じる。

そんなこと、訴えられなくても判っている。
久々のセックスでこっちも限界なんだ。

いっぱいいっぱいの顔をしているであろう俺は、
笑う光さんに覆い被さり、スライドを再開させた。

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