BLUE BIND
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と思ってリンクを繋ぎました。
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髪を失った方へ髪を寄付している
NPO団体のホムペです。
水色も伸ばして寄付する予定です。
ジャパンヘアドネーション
これは皆様もご存知のはず。
実は私、献血大好きなのです。
いつも400取ってもらってます。
体力的・時間的に余裕のある方々、
ぜひご協力をお願い致します。
日本赤十字社
寄付や献血を、行ったり訴えることが、
キレイ事に見えても構いません。
必要としている人がいるのは確かです。
実質的な行動はなくとも、
こういうのがあるということを、
知ってもらえるだけでも嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました。
[ 銀の翼が恋を知る 5 ]
2012-07-14(Sat) 06:30:00
保留のまま返事はない。
それどころか、夏休みも部活に明け暮れ、
サッカーのみに打ち込んでいた。
夏休みが終了した数日後、顧問の都合で、
サッカーがオフになった。
そんなわけで、俺はタツの家に遊びにきていた。
タツの家は大きくて、今時珍しく3世代同居だ。
時代劇のようなタツの言葉遣いは、
タツのじいさんの影響ではないかと推測する。
で、タツの部屋で試合について、色んな話をした。
夏休み最中、他校との練習試合が何度かあった。
タツは1年生でも唯一スタメンだけど、
先輩達が、FWのタツの動きに追いつかない。
今のスタメンではスキルが足りない、とか。
フォーメーションがばらばらだ、とか。
密室に2人、というシチュエーションだというのに、
ムードも何もなくて俺はいらいらした。
タツにしては珍しくそれを察したのだろう。
「リュウ、いらついてどうした?」
きょとんとした顔で聞いてきやがった。
タツのこの表情はやばいくらい可愛いすぎて、
顔がついつい解されてしまう。
いかんいかん、これじゃあ変態みたいだ。
「サッカーじゃない話をしてもいいか?」
鼻の下が伸びた顔を引き締めて、
こほんと咳払いをした。
そして、タツのお母さんに出してもらった、
美味いコーヒーを一口啜る。
「ああ、いいぞ」
「告白の返事の保留、いつまで?」
「サッカーより大事なのか?」
「俺にとってはサッカーと同じくらい」
タツは唇に指を当てた。
「ふむ、そうか」
ふむ、そうか、じゃないっての。
どんだけ俺のことを焦らすつもりだ。
それとも、こういうプレイなのか。
ずい、とタツに迫った。
鼻先がくっつきそうな距離だった。
タツは顔を赤くして、すすすっと引いていく。
きょとんとした表情も可愛かったけど、
恥ずかしそうな顔もかなりストライクだ。
触ってその温もりを確かめたい。
赤い頬にそっと手を当てると、タツは震えた。
「触られるの怖い?」
「怖くはないがくすぐったい感じがする」
「俺はやっと触れたのが嬉しくて、どきどきする」
「リュウ、俺のどこが好きなのだ?」
「全部」
タツがどきどきしているのが、
顔から、手から、たくさん伝わってくる。
俺が今、タツをどきどきさせている。
でも、わざとどきどきさせて、
好意のどきどきだと錯覚させたいわけじゃない。
俺のことだけを見てほしい。
俺がこんなに好きだって知ってほしい。
タツに触れていた手を、俺はそっと離した。
あれ、とタツが驚いた目をする。
「ちょっとでもどきどきしたなら、
これからは俺のことをもっとよく見てほしい。
返事はまだ保留でいいから」
「あ‥ああ、リュウをよく見るようにする」
タツの意識がちょっとでも変化すればいい。
切にそう願いながら頷いた。
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