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  [ そして水の言葉は生まれる 6(R18)(スカ注意) ]
2012-08-11(Sat) 05:00:00
笹崎侑津弥


やがて、腹の中が、むずむずしてきた。
トイレで用を足したくて、ここにきたことを、
今まですっかり忘れていた。
でも、もうジョーにここまでされているから、
終わるまでどうにか堪えないと。

そんなことを思っていると、
胸を吸っていたジョーに歯を立てられた。
危うくちょっと漏れそうになった。

「‥んくっ」
「あ、ごめん」
「‥大丈‥夫」

ジョー的にはいつもの強さだったのだろう。
それなのに、いつもより過剰に反応したもんだから、
おかしく思ったに違いない。

もらしそうになったなんてばれたら。

どうしよう、恥ずかしくて怖い。

それだけで胸のどきどきが早くなる。

「ウツミどうした?」
「‥どうも‥しない」
「飲みすぎて気持ち悪いとか?」
「‥そんなこと‥ない‥から」
「そうか」

ジョーが頬にキスして、かりっと耳を甘く噛んでくる。
そうしながら、手が更に下り、俺のソレを撫でた。
もらしそうなのと気持ちいいのとで、びくんと震えた。

ジョーが俺の反応を確かめながら、
ファスナーを下ろして、
ジーンズと下着を一緒にずらしていく。
そこから顔を出した血の滾ったソレを、
ジョーの手がゆるゆると扱いてきた。

やばい、このままだともらしてしまう。
何かやっていないともれることばかり考えてしまう。
今のままでは自分がだめになると思い、
ジョーの硬く熱くなったソレを取り出して、
俺がされているのと同じように扱いてやった。

「積極的だな」
「‥悪い‥かよ‥」
「いや、大歓迎」
ジョーが頬を赤らめながら、嬉しそうに笑う。

しばらくして、ジョーが腰を振ってきた。
たぶん、そろそろ挿れたくなってきたんだと思う。

このまま挿入されても大丈夫だろうか。

今までこんなことなかったからどうなるか判らない。
だけど、ジョーの前でおしっこする訳にはいかないから、
とにかくセックスしてしまうしかない。

「ウツミ挿れていい?」
「‥うん」

自らジーンズを下ろし、壁に手をついて振り返った。
ジョーが興奮しているような表情で、
ソレを俺の臀部に擦りつける。
やがて、ゆっくりと腰を沈めてきた。

入口が広げられて内部に圧がかかってくる。
膀胱をも刺激され、またもれそうになってしまい、
体を震わせながらソレを握り締めた。
気が遠くなってくらくらと頭が揺れそうになった。

「‥や、あああっ」
「大丈夫か?」
「‥はあ、はあ、う‥ん‥っ」

今更、ジョーにだめなんて言えるはずもない。
ジョーは悪くない。
恥ずかしくてもれそうなことを言えないで、
セックスを許してしまったこっちが悪いんだ。
せめて、ジョーがイクまでは頑張らないと。

「‥ジョー、動いて‥頼むから‥」
小さい声でそう言うと、
ジョーはすぐに腰をスライドしてくれた。

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ここでお知らせがあります。
「そして水の言葉は生まれる」の1話と2話を、
若干修正させて頂きました。
原作者ながら時系列の矛盾に今頃気づきまして、
慌てて修正を致しました。
読んで下さる皆様にお詫び申し上げますm(_ _)m
尚、この記事は水言葉が完結すると共に、
削除させて頂きますのでご了承下さい。


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