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  [ 銀の翼が恋を知る 18(R18) ]
2012-09-14(Fri) 09:30:00
「リュウ?」
息を荒げているタツに顔を覗かれた。
俺はタツを見て、混乱を抑えつつ笑顔を浮かべる。

ここで俺が迷って、どうするんだ。
いつもの俺みたいにさ、あっけらかんとして、
やりたいことやればいいんだ。
もちろん、タツのことを傷つけないように。

こういう大事な場面でいつも、びびってしまう。
だからこそ、FWからKPになって、
悔しさもあったけど心がほっとしたのも確かだった。
俺はいつからプレッシャーに弱くなったんだろう。

情けないよな俺。
こんなに情けないのに、タツに手なんか出して、
いつか呆れられるに決まってる。

「迷うなバカ者」
突然のタツの言葉に、びっくりした。

「はい?」
「ここまでしておいて、
 放っておくなと言っておるのだ」

ここまで、と言われたところを見ると、
タツのジーンズの真ん中が盛り上がっていた。
放っておかれたタツが切なそうに、
潤んだ目で、俺のことを睨んでいる。

タツにここまでしておきながら、
タツを放ったままごちゃごちゃと考えてしまい、
タツのことを怒らせてしまった。
更に情けなくなって落ち込んでしまう。

「ごめん」
キスしながら、タツの盛り上がりに手を添える。

びくん震えたタツが、
同じように俺のジーンズを擦ってきた。
勝気な両目は、恥ずかしさで潤みながらも、
ちょっとだけ満足そうだった。

俺はタツに負けたくなくて、
タツの盛り上がりを強く擦ってやる。
細い足が、びくびくと揺れた。

「なあ、タツ」
「は、あ、ん‥何だ‥?」
「こういうこと1人でもやったりする?」
「当たり前だろう。
 健全な男子なら、程好くやって当然ではないか」
「どんなこと考えながらしてる?」

男女のそういうシーンに興奮しながら、
タツもひっそりと処理しているのだろうか。
それはそれで健全ではあるし普通のことだけど、
俺的にはとても興味がある。

ちなみに俺はタツのことを考えながらだ。
見たこともないエロい顔や、
あんなことやこんなことをしているところを、
勝手に妄想し、それなりに処理している。

と、タツが俺のジーンズのファスナーを下ろし、
ぺろりと唇を舐めながら目で笑った。

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