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  [ 銀の翼が恋を知る 19(R18) ]
2012-09-19(Wed) 04:50:00
タツは硬くなった俺のソレを手にすると、
丁寧に摩擦してきた。
強すぎず弱すぎず、大切なものを扱うような加減で。

「こうしておる。リュウもこうであろう?」
「うん、まあ‥そうだけど‥」
マジメなタツに、やらしいことをされながら、
してもらう気持ちよさに支配されていた。

タツに見られて、触られて扱かれる。
いつも己でしていることと同じなのに、
タツにされているだけで、びくりと腰が浮いてくる。

ずっとこうしたかったし、こうされたかった。
だけど、進んでいくのが怖くもあった。
エロいことすると、タツとの関係が変化しそうで、
心のどこかで怯えていた。

でも、タツは躊躇しなかった。
キスの時も、そして今も、
へたれな俺をリードしたのはタツの方だった。

こうすることを恐れないタツと、
何があっても変わらないと信じることができる。
信じることから始めないと進めないんだ。

信頼は快感に変化し、もっと気持ちよくなった。
ソレより雫が溢れてきて、タツの手を濡らす。
血の滾ったソレをゆるゆると扱く度に、
にちゃにちゃと水音が反響するようになった。

されてばかりの俺もタツのソレを扱いた。
俺よりも雫がたくさん溢れている。
塗りつけるように先っぽをしつこく擦っていると、
タツは頬を赤らめながらも俺を見つめた。

「リュウ、も、出そうだ‥っ」
切羽詰まったタツの声色にどきどきした瞬間、
びくんと体を震わせてタツが精を放った。

他人の射精を、初めて見た。
びゅるっと白い液が舞い上がって、
タツの腹と足を濡らした。
射精後も、ソレは先を赤くしたまま蠢き続けていた。

あまりにもやらしく、過激すぎる光景に、
俺もつられて達した。
俺のはそんなに飛ばなかった。
ってか、俺のはいつも飛ばないからこそ、
液の舞う姿に、どきどきが止まらなかった。

息を荒げながら目を合わせ、タツとキスをする。
黙ったままティッシュを取り、放ったものを拭った。

ティッシュを捨ててから、
タツが恥ずかしそうに笑った。
俺もタツに笑った。

こうして、俺達はまた前進をした。

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