BLUE BIND

BL小説ブログ。危険を感じた方はお逃げ下さい。
  [ 銀の翼が恋を知る 30(R18) ]
2012-10-27(Sat) 06:00:00
タツの中の指を引き抜いて、
素早くコンドームを装着する。
そして、タツの足の間に入った。

「いくよ?」
「ああ、こい」

こい、と言われて嬉しくなった。
タツの中に入ってもいい、
という許可をもらった気分だった。

解れた入口に先端を宛がう。
タツの口から、ふうっと息が吐き出された。
そのタイミングで、俺のを挿れる。

勃たなかったらやばいって焦っていた。

入らなかったらどうしようって思っていた。

でも、タツは俺の全てを受け入れた。
そんな思いに答えるよう、俺のソレが挿っていく。

蕩けそうなほど熱に、はあっと息を吐いた。
内部はすごく気持ちいい。
そして、泣きそうなほど嬉しかった。

「ううあ、はあ‥はあ‥っ」
シーツを握り締めながらタツが涙を流す。

やばい、自分ばかりが気持ちよくなって、
タツのことを置き去りにしてしまった。
傍に置いていたタオルでタツの目を拭ってやる。

「痛いなら抜くよ?」
「違う‥痛いが痛くない‥」
「え?どっち?」
「挿れているところは痛くない。
 リュウのことが‥好きすぎてここが痛いのだ‥」

タツは泣きそうな顔で、胸に手を置く。

好きすぎてここが痛い。

そんなことを聞いたこっちが泣きそうになった。

「俺も痛い‥痛いくらい好きだよタツ‥」
俺は繋がったままタツを抱き締めた。

歩みはちょっと遅かったかもしれないけど、
ここまできて嬉しくないはずがない。
ありのままのタツが、好きで好きで堪らない。
このままでソレを抜いてもいいくらいだ。
なんて思っていると、タツが俺を引き離した。

「ほら、リュウ、さっさと動かんか」
「え?いいの?」
「ここで止まっているのは辛いかろう?」

タツのソレは、萎えるどころかまだ勃っている。
ついでに、挿入部分で、きゅうと俺を締めつけた。
挿れているところは痛くないって言ってたんだっけ。
証拠に、タツのソレから雫が垂れ続けている。

嬉しくて笑うと、静かに律動を始めた。

次話へ 前話へ

お気に召しましたら一票お願いします。
にほんブログ村 小説ブログ BL小説へ
銀の翼が恋を知る | TB:× | CM : 0
銀の翼が恋を知る 29(R18)HOME銀の翼が恋を知る 31(R18)

COMMENT

COMMENT POST

:
:
:
:



 
 管理者にだけ表示を許可する


copyright © 2024 BLUE BIND. All Rights Reserved.
  
Item + Template by odaikomachi