BLUE BIND
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髪を失った方へ髪を寄付している
NPO団体のホムペです。
水色も伸ばして寄付する予定です。
ジャパンヘアドネーション
これは皆様もご存知のはず。
実は私、献血大好きなのです。
いつも400取ってもらってます。
体力的・時間的に余裕のある方々、
ぜひご協力をお願い致します。
日本赤十字社
寄付や献血を、行ったり訴えることが、
キレイ事に見えても構いません。
必要としている人がいるのは確かです。
実質的な行動はなくとも、
こういうのがあるということを、
知ってもらえるだけでも嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました。
[ 銀の翼が恋を知る 33 ]
2012-11-03(Sat) 09:00:00
セックスにだけうつつを抜かしていられない。
選抜も間近で、スタメンの発表をした。
スタメンを決めたのは、顧問ではなく俺とタツの2人だ。
GKが俺、FWがタツに小高に1年の舎人。
MFが五十嵐に2年の山木に1年の十和田。
DFが2年の宍戸に七瀬に九重、1年の岩村。
フォーメーションは、これまで通りだけど、
4-3-3系の4-2-1-3になる。
なんと言っても嬉しいのは、GKの予備がいること。
俺よりもGKとして長けているマキのことである。
マキはいじりがいがあるから、ついからかってしまう。
だけど、俺はマキに一目を置いていた。
少し前、マネージャと何でだか揉めていたけど、
納まるところに納まったらしく、三波とはいい雰囲気だ。
マキもちょっと逞しくなった感じがする。
これなら、俺がいつどんななってもマキに任せられる。
スタメンも決まって、みんな練習に気合入れていた。
時々、サテライトのイメージトレーニングもする。
チームのみんなは、今ではサテライトを信じてくれていて、
イメトレをとても真剣にやってくれていた。
俺にとってはそれだけで嬉しかった。
そう言えば、スタメンに配る背番号を決めて、
そのユニフォームを渡し終わってから、
俺だけふとくだらないことを思いついてしまった。
くだらないと思いながらもタツに言ってみる。
「ユニフォームを名前の番号にすればよかったな」
「どういう意味なのだ?」
「ほら、みんなの名前が番号になってるじゃん?
1が俺で2がマキ、3が三波で4がタツ、
それから5が小高で6が宍戸に‥」
「くだらん。番号はそんなもので決定はせんぞ」
「楽しそうだなって思っただけだって。
まあ、マネージャの三波にユニフォームはないけどさ」
言いながらタツに笑う。
くだらない、と言いたげに笑われたけど、
タツは何だか楽しそうだった。
「そうだな。だが、マネージャでもチームメイトだ。
三波も一緒に戦うことに変わりはない」
マキの傍の三波を見ながら、タツが微笑んだ。
その表情は力強く、このメンバーなら勝利することができる、
ということを信じている目をしていた。
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