BLUE BIND
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Author:水色
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僕達の体育祭 (8)
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魚心あれば水心 (6)
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その雪景色窓辺より (42)
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青い空を見上げて3rd (70)
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見知らぬとこで七色が (42)
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私にも何かやれることはないか、
と思ってリンクを繋ぎました。
小児ガンや無毛症、事故等で、
髪を失った方へ髪を寄付している
NPO団体のホムペです。
水色も伸ばして寄付する予定です。
ジャパンヘアドネーション
これは皆様もご存知のはず。
実は私、献血大好きなのです。
いつも400取ってもらってます。
体力的・時間的に余裕のある方々、
ぜひご協力をお願い致します。
日本赤十字社
寄付や献血を、行ったり訴えることが、
キレイ事に見えても構いません。
必要としている人がいるのは確かです。
実質的な行動はなくとも、
こういうのがあるということを、
知ってもらえるだけでも嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました。
[ 銀の翼が恋を知る 39 ]
2012-11-20(Tue) 09:30:00
パスを受け取ってタツは走り出した。
サテライトである俺と、ミサイルのようなタツ。
最新の兵器システムのような俺達の攻撃は、
いつもこういうパターンだ。
それを止められる者は、どこにもいない。
フィールドがぬかるんでいるのに、
タツはそれを物ともせずに走っていく。
タツは、走る力が強い。
ドリブルしながら走っているというのに、
スパイクから飛沫が飛散されていた。
それが、まるで銀の翼に見えた。
翼を羽ばたかせてタツがフィールドを駆け抜ける。
俺を見て、タツが笑った。
一瞬、時間が止まったようさえ思えてしまい、
にこりと笑い返せた。
タツが音を立てずにシュートを解き放つ。
ボールはナイフのように、真っ直ぐに鋭く飛んで、
ゴールポスト斜め上に収まった。
審判の、ゴールだと示す笛がフィールドに響き渡る。
俺の背後で歓声が上がる。
ふと振り返ると、和賀高のみんなが絶叫していた。
フィールドのスタメンも、嬉しそうに何やら叫びながら、
こっちに駆け寄ってくる。
俺の傍にいたやつらが俺に飛んできた。
タツの傍にいたやつらはタツに飛んでいった。
「やった!リュウ、やったな!」
小高が泣きそうな表情で笑っていた。
2年生も1年生も、待機しているマキも三波も、
みんなが喜んでいた。
もちろん、俺もタツも喜んだ。
タツの傍にいってキスしたいほど嬉しかった。
だけど、これで終わりじゃない。
晴れ上がった空を見ながら、俺は言う。
「喜ぶのは早い!まだ試合は続行する!
みんな、さっさとポジションにつけ!」
笑顔の小高が、目尻に滲んだ液体を拭って、
軽やかなステップでポジションに戻った。
みんなも、嬉しそうに笑ったまま、
走りながらポジションへと戻っていく。
俺はゴールポストに行こうとした。
すると、ぽんと肩を叩かれた。
振り返るとタツが傍に立っていた。
「どこへ行くのだ、タツ?」
ゴールにはDF2人が、
笑みを浮かべて守りに入っている。
ああ、そうか。
俺はもうGKに縛られなくていい。
どこにいてもいいんだ。
「どこへ行くのだって?
かかか、どこにも行く訳ないだろ」
タツと共にフィールドに立ち、
試合がまた再開された。
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