BLUE BIND
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Author:水色
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僕達の体育祭 (8)
青い空を見上げて2nd (48)
君、何を想う (9)
風のように遥かに (39)
魚心あれば水心 (6)
雲の上の輪廻 (4)
その雪景色窓辺より (42)
傷痕は誰が為の (13)
星が刻んだ未来さえ (69)
その手はひとつじゃない (8)
青い空を見上げて3rd (70)
僕達の学園祭 (8)
蒼空と流星の狭間 (30)
見知らぬとこで七色が (42)
決めたゴールを走れ (93)
ゴールの先に在るもの (11)
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最終更新2013.6.2
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私にも何かやれることはないか、
と思ってリンクを繋ぎました。
小児ガンや無毛症、事故等で、
髪を失った方へ髪を寄付している
NPO団体のホムペです。
水色も伸ばして寄付する予定です。
ジャパンヘアドネーション
これは皆様もご存知のはず。
実は私、献血大好きなのです。
いつも400取ってもらってます。
体力的・時間的に余裕のある方々、
ぜひご協力をお願い致します。
日本赤十字社
寄付や献血を、行ったり訴えることが、
キレイ事に見えても構いません。
必要としている人がいるのは確かです。
実質的な行動はなくとも、
こういうのがあるということを、
知ってもらえるだけでも嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました。
[ 銀の翼が恋を知る 40(完) ]
2012-11-24(Sat) 05:40:00
俺達は全国大会へ出場し、ベスト4となった。
あのままいけば優勝間違いなしだったんだけど、
なんと、全国大会準決勝前に、俺が風邪を引いた。
情けなくて笑いすら起こらなかった。
俺はタツと共に、同じ大学からの推薦を受け、
すんなり進学まで決定してしまった。
小高も五十嵐も、サッカー推薦で進学先が決定している。
厳しかった冬も、もうちょいで終わりそうだ。
桜の蕾が、判るくらいにふっくらと大きくなっている。
桜通りがもうすぐで満開になりそうだった。
その桜通りを、制服でゆっくり前進する。
たまにしか着用しない制服は、すごく窮屈だった。
だけど、今日ばかりはこれで登校しないといけない。
そう、卒業式だ。
校長の祝辞、卒業証書の授与、生徒会の言葉、
ベスト4を称えたサッカー部へ、
賞状とかメダルとかが授与される。
呼ばれてタツ達とステージに立つと、マキの姿が見えた。
笑っているマキへ小さくピースしてやる。
あちこちから、笑い声がしたけど別に構わない。
校歌を歌って卒業式は終わった。
周りにいる女子が泣いている。
俺も泣くかなと少し思っていた。
涙は出なかったけど胸が熱くなっていた。
クラスに戻って、担任から最後の挨拶があって、
高校の生活がいよいよ完全に終了となった。
悔いは何もない。
宙ぶらりのままの俺ではなくなった。
やりたいことを成し遂げることができたから。
卒業生の保護者と、和賀高の下級生が、
校庭でごった返していて何だかおかしかった。
混沌とした空間で、親を見つけて傍へ寄る。
両親は、先に帰るからゆっくり家に戻りなさい、
と笑ってとっとと帰ってしまった。
タツと合流して、そこに小高と五十嵐も集合する。
すると、いつの間にやらサッカー部のみんなが、
俺達を囲むように周囲に集まってきていた。
「卒業式だってのに練習でもするのか?」
傍にいた岸先生が笑った。
岸先生の言葉に、みんなも笑った。
次第にみんなの笑顔が、ゆっくりと悲しい顔になった。
3年生の分まで下級生が泣いた。
小高と五十嵐も、泣きそうな顔をしている。
すると、タツが笑ってブレザーを脱いだ。
俺はブレザーを投げつけられて、キャッチした。
「みんなに泣く暇はなかろう!
次の選抜の為に、さっさと練習せんか!
舎人、ボール運びがまだ甘い。
マキ、GKはサテライトを生かしたアドバイスをしろ。
宍戸、フェイントが弱いからもっと筋トレだ」
熱くアドバイスをしていく元キャプテン。
熱さを超えて、うざいような気もするけど、
みんなはマジメに胸に留めているようだ。
「タツはもうキャプテンじゃないだろ?」
呆れながら静かにツッコミを入れる。
すると、タツは勝気に微笑んだ。
「このメンバーが集まればキャプテンは俺だ」
タツの台詞にみんなが爆笑した。
爆笑の中心で、タツも笑った。
でも、どうして笑いが起きたのだろう、
と思っているような顔にもなっていた。
こういうとこが天然なんだっての。
でも、そうだな、タツの言う通りだ。
このメンバーではタツがキャプテンであり、
銀の翼を持つ、ストライカーでもある。
俺だけのストライカーなんて思ってりして。
そんな恥ずかしいことを思っていると、
タツが俺の背中に触れた。
思ってもいいに決まっておろう。
そんな返事をされた感覚になり、
堪えていた涙が、頬を伝って流れ落ちた。
前話へ
銀の翼が恋を知る、おしまいとなります。
お付き合い頂きまして、ありがとうございました。
リュウとタツの3年間はいかがでしたでしょうか。
1年生でキス、2年生で体に触れて、3年生で体を重ねる、
と発展の遅い2人の、3年間の恋愛とサッカーの物語でした。
恋愛とサッカーのみをさくさくと執筆しましたが、
一番書きたかったのが卒業のところです。
そう、お話にてどうにか卒業式が行われたので、
うちのキャラみんなが1つ歳を取ることになります。
その上で、新しいお話や、あれの続編なんかも、
これから執筆していく予定です。
「だらだら」ではなく「さくさく」を目指し、
重要なシーンのみの物語となりましたが、
個人的にはとても大満足(笑)
サッカーのことも学べてとても楽しかったです。
銀の翼が恋を知る、を温かく見守って下さった皆様、
本当に本当にありがとうございました。
ところで、リュウとタツ、どちらも初体験なのです(照)
そう、何気にそんな設定もありました。
初々しさを書けたのも楽しかったです。むふふ。
次回作も、どうぞ宜しくお願いします!
お気に召しましたら一票お願いします。
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