BLUE BIND
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Author:水色
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初めにお読みください (1)
青い空を見上げて (31)
僕達の体育祭 (8)
青い空を見上げて2nd (48)
君、何を想う (9)
風のように遥かに (39)
魚心あれば水心 (6)
雲の上の輪廻 (4)
その雪景色窓辺より (42)
傷痕は誰が為の (13)
星が刻んだ未来さえ (69)
その手はひとつじゃない (8)
青い空を見上げて3rd (70)
僕達の学園祭 (8)
蒼空と流星の狭間 (30)
見知らぬとこで七色が (42)
決めたゴールを走れ (93)
ゴールの先に在るもの (11)
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最終更新2013.6.2
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私にも何かやれることはないか、
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小児ガンや無毛症、事故等で、
髪を失った方へ髪を寄付している
NPO団体のホムペです。
水色も伸ばして寄付する予定です。
ジャパンヘアドネーション
これは皆様もご存知のはず。
実は私、献血大好きなのです。
いつも400取ってもらってます。
体力的・時間的に余裕のある方々、
ぜひご協力をお願い致します。
日本赤十字社
寄付や献血を、行ったり訴えることが、
キレイ事に見えても構いません。
必要としている人がいるのは確かです。
実質的な行動はなくとも、
こういうのがあるということを、
知ってもらえるだけでも嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました。
[ 雨上がりの最果てで 4 ]
2012-12-06(Thu) 09:55:00
波多野がゆっくり深呼吸をする。
ようやく落ち着いたらしい。
波多野が飲んだあとの缶コーヒーを、
どきどきしながら、ちびりと一口啜ってみる。
コーヒーのほろ苦さが胸へと染みた。
「波多野、もう仕事終わり?」
「はい、一応」
「それなら帰ろう。ここにいてもしょうがないし」
そう言うと、ぽつぽつと雨が降ってきた。
だけど、空にはキレイな星があちこちに見えている。
雨はそんなに降らないと思うけど、
言った通り、ここにいてもしょうがない。
「そうですね」
波多野がまた深呼吸した。
徐々に、安堵したような表情になる。
「どっかで何か食べてく?」
「まだショックが‥ちょっと‥」
「そっか。いいよ、また今度行こう」
「すみません」
「明後日は?やめとく?」
「それは大丈夫です。レベル上げるの楽しみだし。
ほら、仲村さんのキャラの武器だって、
レアアイテムがないと作れないんでしょう?」
「ん、まあ、そうだけど」
俺達はゲーム好きなのが共通点だ。
通信できるゲームだけど各自でプレイしたり、
一緒に旅をしたり冒険に行ったりする。
たまに、どっちかの家に泊まったりして、
レベル上げのフォローやアイテム集めもしている。
またやろうということで、明後日、
波多野家でゲームをやる約束をしていた。
ゲームで遊ぶのは大丈夫だって言ってるけど、
マジでいいのだろうか。
こんな時くらいやめてもいいのにって思ってしまう。
まあ、ゲームで遊ぶのは良しとして。
最近の波多野は時々、俺のことを誘ってんのか、
という感じに甘えてきたり、上目使いで誘惑したり、
ふにゃりと蕩けるように笑ってくる。
もちろん、本人にとっては無自覚であり無意識なんだろう。
何度も襲いそうになって何度も堪えてきた。
伸びそうになった手を、思わず叩いた時もあった。
だからこそ、どっちかの家に泊まってまで、
ゲームをするのはそろそろやめたい。
バカみたいだけど、好きすぎて堪えられない。
何でもいいから理由をつけて離れてもいい時期だ。
4月からは大学生にもなる。
学校が忙しくなりそうだっていうのを波多野に言って、
泊まるのはこれで終わりにしよう。
俺達は帰りの支度を済まし、タイムカードを押した。
外ではまだ雨がぽつぽつと降っている。
急いで駅まで行って、方向が同じ電車に乗り、
先に降りた波多野に手を振った。
精一杯の笑顔の波多野が、俺に手を振る。
ドアが閉まり、電車がゆっくり発車していった。
あっという間に波多野が見えなくなる。
諦めようと思ってんのに、きゅんと胸が痛くなった。
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