BLUE BIND
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Author:水色
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僕達の体育祭 (8)
青い空を見上げて2nd (48)
君、何を想う (9)
風のように遥かに (39)
魚心あれば水心 (6)
雲の上の輪廻 (4)
その雪景色窓辺より (42)
傷痕は誰が為の (13)
星が刻んだ未来さえ (69)
その手はひとつじゃない (8)
青い空を見上げて3rd (70)
僕達の学園祭 (8)
蒼空と流星の狭間 (30)
見知らぬとこで七色が (42)
決めたゴールを走れ (93)
ゴールの先に在るもの (11)
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最終更新2013.6.2
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私にも何かやれることはないか、
と思ってリンクを繋ぎました。
小児ガンや無毛症、事故等で、
髪を失った方へ髪を寄付している
NPO団体のホムペです。
水色も伸ばして寄付する予定です。
ジャパンヘアドネーション
これは皆様もご存知のはず。
実は私、献血大好きなのです。
いつも400取ってもらってます。
体力的・時間的に余裕のある方々、
ぜひご協力をお願い致します。
日本赤十字社
寄付や献血を、行ったり訴えることが、
キレイ事に見えても構いません。
必要としている人がいるのは確かです。
実質的な行動はなくとも、
こういうのがあるということを、
知ってもらえるだけでも嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました。
[ 雨上がりの最果てで 6 ]
2012-12-12(Wed) 05:30:00
ゲームは、いつも通りまったりと進んだ。
レベルを上げたり、武器を作るための素材を集めたり、
レアアイテムを狙いに行ったりと、
狩りが終わって休んで、狩りが終わって休んで、
途中で1回、狩りをしに星ちゃんもきて、
ようやくレアアイテムをゲットすることができた。
「俺っていつも仲村さんに助けてもらってる‥」
波多野がベッドで項垂れる。
床であぐらをかいていた俺は、どきどきしながらも、
思い切って手を伸ばして、波多野のことを慰撫するように、
とんとんと足を軽く叩いてやる。
波多野に接触し、さっきよりもっとどきどきした。
「まあまあ、それはお互い様だから」
「そうかもしれませんけど、ゲームだけじゃなくて‥」
「バイトのこと?あっちのがお互い様じゃんか」
「いや、あの、一昨日の‥こととか‥」
項垂れていた波多野が、軽く息を吐く。
一昨日と言えばキスシーンを波多野が見てしまい、
ちょっとパニックになったことしかない。
「あそこにたまたま仲村さんがいなかったら、
俺どうなっただろうって考えちゃうんですよ‥」
えへへ、と力なく笑った波多野。
「そんなにショックだった?」
「今考えればもう平気なんですけどね。
ああいうのって見るの初めてだったので、
やっぱりびっくりしました」
「まあ、そんなもんかもな」
「仲村さんは2人のああいう光景、
見たことあるって言ってましたよね?
やっぱり最初はびっくりしました?」
「え?あ、ああ、まあ‥うん‥」
俺のびっくりは波多野のびっくりと違う。
正直、羨ましいと思った。
羨ましさは今でも変わらない。
俺もしてみたい。
俺もやってみたい。
片思いをしている波多野と、俺も。
手を伸ばせば顔に触れるほど、
こんなに近くにいるのに、それができない。
もどかしくて胸が苦しくなる。
だけど、しょうがないんだ。
波多野が、俺のこんな思いを知ったら、
自然と離れ、会話も減る。
そうやって俺と波多野は別れてしまうんだ。
だったら、ずっとこのままでいい。
「そりゃあ、びっくりしたよ。
だけど、いいんじゃないかな。
男でも女でも、好きな人と結ばれるって、
すごいなって俺は思っているから」
言いながら弱々しく笑ってみせた。
曲がりなりにも本音を言ったつもりだ。
波多野は、はっと目を開いた。
だけど、言ったことを判ってくれたらしく、
ゆっくりと優しく笑ってくれた。
その可愛らしい笑顔に、きゅんと胸が鳴った。
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