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  [ 雨上がりの最果てで 8(R18) ]
2012-12-17(Mon) 06:00:00
ベッドの布団がはだけていた。
そこで、苦しそうに波多野が喘いでいる。
トランクスとスエットが膝まで降ろされていて、
高ぶったソレが剥き出しになっていた。

動揺している場合じゃない。

見ていないで布団に戻らないと。

と、不意に波多野が、俺を見る。
波多野の両目が、ぶわっと見開いた。
瞬間、真っ赤になり布団を覆い被さった。
かたかたと震えながら、小さく丸まる。

「すみません」
「あ、いや、こっちこそ。
 唸ってたから具合でも悪いのかなって」
「俺もよく判らなくて‥」
声色が、何かを怖がり怯えている。

「判らないって何が?」
「夢を見て‥あの‥一昨日の場面の、
 柏葉さんと佐伯さんの‥あのやつので、
 そしたら、俺の体が‥こんな‥」
こんな反応をした、ということらしい。
健全な男子だ、反応することは当然だろう。

「すみません‥トイレ行ってきます‥っ」
波多野が、むくりと起き上った。
スエットとかは布団の中で元通りにしたようだ。

俺を見ないように立ち上がろうとする。
トイレに行って続きをする、という意味なのか。
涙目のままの波多野が、ゆっくり足を下した。

体の真ん中の、盛り上がりが目に入って、
ぞわぞわ、と俺の全身に鳥肌が立つ。

波多野をちょっと乱暴に、ベッドに戻して、
その体の上に乗った。
そして、盛り上がりに手を添える。

「俺が、このまましてやろうか?」

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