BLUE BIND
BL小説ブログ。危険を感じた方はお逃げ下さい。
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Author:水色
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決めたゴールを走れ2nd 23 (08/22)
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+ 目次一覧
初めにお読みください (1)
青い空を見上げて (31)
僕達の体育祭 (8)
青い空を見上げて2nd (48)
君、何を想う (9)
風のように遥かに (39)
魚心あれば水心 (6)
雲の上の輪廻 (4)
その雪景色窓辺より (42)
傷痕は誰が為の (13)
星が刻んだ未来さえ (69)
その手はひとつじゃない (8)
青い空を見上げて3rd (70)
僕達の学園祭 (8)
蒼空と流星の狭間 (30)
見知らぬとこで七色が (42)
決めたゴールを走れ (93)
ゴールの先に在るもの (11)
銀の翼が恋を知る (41)
そして水の言葉は生まれる (10)
雨上がりの最果てで (58)
雨の屋根の下 (7)
君とは幸せになれない (78)
全てを任せてキスをする (8)
星が刻んだ未来さえ2nd (43)
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最終更新2013.6.2
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私にも何かやれることはないか、
と思ってリンクを繋ぎました。
小児ガンや無毛症、事故等で、
髪を失った方へ髪を寄付している
NPO団体のホムペです。
水色も伸ばして寄付する予定です。
ジャパンヘアドネーション
これは皆様もご存知のはず。
実は私、献血大好きなのです。
いつも400取ってもらってます。
体力的・時間的に余裕のある方々、
ぜひご協力をお願い致します。
日本赤十字社
寄付や献血を、行ったり訴えることが、
キレイ事に見えても構いません。
必要としている人がいるのは確かです。
実質的な行動はなくとも、
こういうのがあるということを、
知ってもらえるだけでも嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました。
[ 雨上がりの最果てで 12 ]
2012-12-24(Mon) 06:40:00
波多野を見ないように朝食を済まして、
おばさん達に礼を言った。
またおいでね、との笑顔へ一礼する。
波多野と共に部屋に戻り、
昨夜のことがなかったようにゲームへ誘導され、
じゃあ素材収集だけなら、とプレイをする。
こんな時に限って、ただの素材収集なのに、
レアアイテムが出たりして困るんだ。
波多野にとって俺という存在は、
一緒にゲームをするだけの価値なのだろうか。
会話は、いつもよりは少なかったように思うけど、
俺ってなんだろうなと思いながらゲームをした。
昼になる前に、俺は波多野家を出た。
高校を卒業してから大学に入学するまで、
退屈すぎるほど時間があるから、
バイトをたくさん入れてしまっていた。
という訳でこれからバイトに行く。
文具店に到着し、ロッカールームで着替えをする。
ここでは制服という制服はないけど、
白いワイシャツに黒いスラックスかスカート、
といった清楚な恰好が義務付けられていた。
今日は、前半は画材売場で会計、
後半は倉庫の整理、ってスケジュールになっている。
仕事中は、目の前のことだけでいいから気が楽だ。
レジが落ち着いてふと我に返ると、
それだけで波多野のこととか昨夜のこととかが、
思い出されてしまって落ち着きがなくなる。
休憩中、倉庫の隣にある休憩所で休みながら、
いつもの缶コーヒーを飲んだ。
はあ、と溜め息をつくと前の席に、誰かが座った。
営業の佐伯さんだ。
波多野とああなったきっかけとなった人物である。
「郁央、お疲れ」
「お疲れ様です、佐伯さん」
「らしくない溜め息ついてどうした?」
「あはは、どうしたんでしょうね」
あんたが原因ですよ佐伯さん、
とは言えずごまかすために笑ってみせる。
すると、佐伯さんはそれより言及はしてこないで、
ネクタイを緩めながら缶コーヒーを飲んだ。
俺がバイトとして働いて、3年。
仲良くなった社員さんが何人かはいる。
佐伯さんも仲良くなった1人だ。
ちなみに、佐伯さんは中高大とラグビーをしていた。
頭はスポーツ刈りで、がたいがいい。
営業ってよりは土方っぽいけど、成績は優秀で、
営業部長である柏葉さんと恋人同士だ。
はあ、とまた溜め息をついた。
「ほら、さっきから溜め息ついてんじゃん」
「そりゃあね、俺だって悩みますよ」
「俺でいいなら聞いてやるから言ってみろって」
はあ、とまた溜め息をついて俺は言った。
「じゃあ、ここでキスしないでもらえます?
これまでも何回か目撃してますよ」
佐伯さんは恥ずかしそうに赤面して笑った。
見られているとは思わなかったのか、
軽めに謝られ、缶コーヒーを奢ってもらった。
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