BLUE BIND
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Author:水色
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僕達の体育祭 (8)
青い空を見上げて2nd (48)
君、何を想う (9)
風のように遥かに (39)
魚心あれば水心 (6)
雲の上の輪廻 (4)
その雪景色窓辺より (42)
傷痕は誰が為の (13)
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青い空を見上げて3rd (70)
僕達の学園祭 (8)
蒼空と流星の狭間 (30)
見知らぬとこで七色が (42)
決めたゴールを走れ (93)
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最終更新2013.6.2
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私にも何かやれることはないか、
と思ってリンクを繋ぎました。
小児ガンや無毛症、事故等で、
髪を失った方へ髪を寄付している
NPO団体のホムペです。
水色も伸ばして寄付する予定です。
ジャパンヘアドネーション
これは皆様もご存知のはず。
実は私、献血大好きなのです。
いつも400取ってもらってます。
体力的・時間的に余裕のある方々、
ぜひご協力をお願い致します。
日本赤十字社
寄付や献血を、行ったり訴えることが、
キレイ事に見えても構いません。
必要としている人がいるのは確かです。
実質的な行動はなくとも、
こういうのがあるということを、
知ってもらえるだけでも嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました。
[ 雨上がりの最果てで 16 ]
2012-12-31(Mon) 04:55:00
目を開けるとベッドに俺が寝ていた。
ベッドに俺が寝ている。
ベッドに寝ている俺がなぜか見える。
「え?あれ?」
ふわふわと俺の体は浮いていた。
だから、ベッドに寝ている俺のことを、
こうして見下ろせるし、
浮きながら自由に動くこともできる。
俺、打ちどころが悪くて死んだのだろうか。
それにしては、ベッドに寝ている俺には、
たくさんの管が繋がれていて、
息もちゃんとしているように見える。
ここは病院の個室みたいだ。
そんな金どこにあるんだって話だよ。
俺のバイト代だけじゃ賄えないぞ。
ばたん、とドアが開かれると、
血相を変えた兄貴が立っていた。
その隣には、兄貴の同性の恋人の、
満さんも立っている。
「郁央‥」
兄貴は蒼白し、ベッドに駆け寄って、
ベッドに寝ている俺のことを揺さぶった。
寝ているだけの俺は、されるがまま揺さぶられ、
瞼すら開けず、じっと寝ていた。
「郁央君‥」
満さんが兄貴の傍にきて、そっと肩を抱いた。
2人は、涙を滲ませながら目を合わせる。
そんなシーンさえ、俺にはラブラブに見えた。
面白くない光景に、ちょっかいを出してやろうと、
ふわふわと浮きながら満さんの傍にむかった。
そして、膝かっくんをしようとした時、
すかっと空振ってしまい、こっちが膝折れした。
びっくりして、他のものに触れてみる。
ベッドにも、丸椅子にも、ドアにも、
今の俺は、どんなものにも触ることができなかった。
「兄貴!満さん!俺ここだよ!」
2人の背後で、喉が枯れるほどの声を出してみても、
兄貴も満さんも微塵も動かなかった。
それどころか、ベッドに寝ている俺のことを見つめて、
悲しそうな顔をしている。
俺、どうなっちゃったんだろう。
死んだのか、生きているのか、判らない。
こんこん、とノック音がすると、
ファイルを片手に看護師が入室してきた。
それほど珍しくなくなった、男性の看護師だ。
その後から、キレイな女医さんも入室してきて、
2人は兄貴達に一礼した。
次話へ
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今年の更新は、これで最後となります。
拙い小説を読んで頂いている皆様のお陰で、
今年1年も楽しく小説を書き続けることができました。
1年間大変お世話になりました。
来年もどうぞ宜しくお願い致します♪
お気に召しましたら一票お願いします。
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