BLUE BIND
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Author:水色
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僕達の体育祭 (8)
青い空を見上げて2nd (48)
君、何を想う (9)
風のように遥かに (39)
魚心あれば水心 (6)
雲の上の輪廻 (4)
その雪景色窓辺より (42)
傷痕は誰が為の (13)
星が刻んだ未来さえ (69)
その手はひとつじゃない (8)
青い空を見上げて3rd (70)
僕達の学園祭 (8)
蒼空と流星の狭間 (30)
見知らぬとこで七色が (42)
決めたゴールを走れ (93)
ゴールの先に在るもの (11)
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最終更新2013.6.2
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私にも何かやれることはないか、
と思ってリンクを繋ぎました。
小児ガンや無毛症、事故等で、
髪を失った方へ髪を寄付している
NPO団体のホムペです。
水色も伸ばして寄付する予定です。
ジャパンヘアドネーション
これは皆様もご存知のはず。
実は私、献血大好きなのです。
いつも400取ってもらってます。
体力的・時間的に余裕のある方々、
ぜひご協力をお願い致します。
日本赤十字社
寄付や献血を、行ったり訴えることが、
キレイ事に見えても構いません。
必要としている人がいるのは確かです。
実質的な行動はなくとも、
こういうのがあるということを、
知ってもらえるだけでも嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました。
[ 雨上がりの最果てで 26 ]
2013-01-19(Sat) 06:15:00
院内探索後、暇で病室に戻る。
ベッドに寝ている俺に、重なるように寝てみたけど、
やっぱり状況に変化はなかった。
外がゆっくりと明るくなってきて、
院内が、少しずつだけど騒がしくなってきた。
日勤をする看護師さんにお医者さん、
掃除の人、調理の人、受付の人、薬剤師の人、
ここで働いている色んな人が、
続々と出勤し、病院の外来受付が開始する。
ふと、俺のバイトのことを考えてしまった。
佐藤文具店には、バイトがたくさんいるから、
俺が抜けたくらいでは痛くも痒くもない。
それでも、麻生さんとか柏葉さんとかは、
きっと心配しているだろう。
麻生さんならきっとお見舞いにくるかもしれない。
あの人はそういうとこ優しいんだ。
無事にここを退院できたら挨拶しないとな。
と、ここで波多野がやってきた。
びっくりして、ぶっと息を吐いた。
どうしてきたんだろう。
まさか、やっぱり俺は波多野を庇えてなくて、
どこかしら怪我をしていたのか。
受診するのは内科か、それとも整形外科なのか。
はらはらしながら、じっと見ていると、
波多野は外来受付を素通りし、
お見舞いをする受付のカウンターへ直行した。
どうやら目的は受診ではないらしい。
来院した人物の氏名、お見舞いの患者の氏名、
それらを記入して受付をする。
お見舞いの患者の氏名が、俺になっていた。
またぶっと息を吐いてしまった。
波多野と並んで歩いて、俺の病室へ行く。
病室にいるのは当然、ベッドで寝ている俺だけなのに、
ドアをご丁寧にノックし、波多野は入室した。
ベッドの隣の椅子に波多野が座って、
俺のことを眺めた。
つん、と俺の頬を突き、無反応の俺へ微笑む。
その笑みが崩れて、うるうると目が潤んできた。
そして、ごしごしと目を擦りながら、こう呟いた。
「仲村さん‥ごめんなさい‥」
バカ、謝るのはこっちの方なんだっての。
心配かけてごめんな波多野。
だけど、俺、ちゃんとそっちに戻ってやるからな。
そんでもってお前のことちゃんと諦めてやる。
今は拭いてやれない涙を見ながら、俺はそう誓った。
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