BLUE BIND
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Author:水色
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僕達の体育祭 (8)
青い空を見上げて2nd (48)
君、何を想う (9)
風のように遥かに (39)
魚心あれば水心 (6)
雲の上の輪廻 (4)
その雪景色窓辺より (42)
傷痕は誰が為の (13)
星が刻んだ未来さえ (69)
その手はひとつじゃない (8)
青い空を見上げて3rd (70)
僕達の学園祭 (8)
蒼空と流星の狭間 (30)
見知らぬとこで七色が (42)
決めたゴールを走れ (93)
ゴールの先に在るもの (11)
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私にも何かやれることはないか、
と思ってリンクを繋ぎました。
小児ガンや無毛症、事故等で、
髪を失った方へ髪を寄付している
NPO団体のホムペです。
水色も伸ばして寄付する予定です。
ジャパンヘアドネーション
これは皆様もご存知のはず。
実は私、献血大好きなのです。
いつも400取ってもらってます。
体力的・時間的に余裕のある方々、
ぜひご協力をお願い致します。
日本赤十字社
寄付や献血を、行ったり訴えることが、
キレイ事に見えても構いません。
必要としている人がいるのは確かです。
実質的な行動はなくとも、
こういうのがあるということを、
知ってもらえるだけでも嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました。
[ 雨上がりの最果てで 32 ]
2013-01-29(Tue) 05:30:00
阿久津は、父さんと楽しそうに喋ってから、
またきますと言い残し行ってしまった。
笹崎という人物は、ほとんど喋らなかった。
それどころか、阿久津の洋服を、
きゅっと握りながら立っているだけだった。
こいつらもしかして、とふと思って、
そんな考えを消すように、首を横に振る。
いやいや、まさか、それはないだろう。
いくら俺が波多野を好きだからって、
何でもそういう方向へ考えちゃいけない。
阿久津と笹崎が、病室からいなくなって30分後、
友達やクラスメイトもお見舞いにきてくれた。
入れ代わり立ち代わり、たくさん人がやってきて、
悲しんでいる暇もないほど父さんが忙しそうだ。
静まっていた病室が騒がしくなる。
お菓子やら花束やらが、たくさん集まって、
さすがの父さんも困った顔になった。
それでも、俺にこんなに友達がいたんだと思ったのか、
困りながらも嬉しそうだった。
一段落した直後、今度はバイト仲間がきてくれた。
その中には、兄貴の友達の、高澤さんの存在もあった。
高澤さんは兄貴思いのいい友達だ。
兄貴のバイトがオルテンシアになる以前、
兄貴の様子がおかしいと何度も相談してきたり、
兄貴が風邪を引いたと言った時は、
駆けつけるようにお見舞いに行ったらしい。
高澤さんは本当に、穏やかでいい人だなって思う。
俺がここにいるのを知っているかのように、
ベッドで寝ている俺へ、みんなして話しかけてくれた。
「仲村、バイト先で待ってるぞ」
「そうそう、棚卸っていつも人手足りないからね」
「棚卸が終わったら飲みに行くからな」
「さっさと起きないと、仲村に飲み代を請求する」
「飲んでないのに請求するの酷すぎるじゃん!」
なんて言いながらみんなが笑った。
本当に、飲んでないのに請求だけ俺にするなんて、
酷すぎるし鬼すぎる。
でも、これが優しさだって判っている。
みんなに見えていない俺も、父さんも判ってて笑った。
みんなにいっぱい心配かけてしまっている。
早くどうにかして起きないと、と改めて思った。
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