BLUE BIND
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Author:水色
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僕達の体育祭 (8)
青い空を見上げて2nd (48)
君、何を想う (9)
風のように遥かに (39)
魚心あれば水心 (6)
雲の上の輪廻 (4)
その雪景色窓辺より (42)
傷痕は誰が為の (13)
星が刻んだ未来さえ (69)
その手はひとつじゃない (8)
青い空を見上げて3rd (70)
僕達の学園祭 (8)
蒼空と流星の狭間 (30)
見知らぬとこで七色が (42)
決めたゴールを走れ (93)
ゴールの先に在るもの (11)
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最終更新2013.6.2
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私にも何かやれることはないか、
と思ってリンクを繋ぎました。
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髪を失った方へ髪を寄付している
NPO団体のホムペです。
水色も伸ばして寄付する予定です。
ジャパンヘアドネーション
これは皆様もご存知のはず。
実は私、献血大好きなのです。
いつも400取ってもらってます。
体力的・時間的に余裕のある方々、
ぜひご協力をお願い致します。
日本赤十字社
寄付や献血を、行ったり訴えることが、
キレイ事に見えても構いません。
必要としている人がいるのは確かです。
実質的な行動はなくとも、
こういうのがあるということを、
知ってもらえるだけでも嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました。
[ 雨上がりの最果てで 40 ]
2013-02-07(Thu) 05:00:00
運命の7日目。
ヒントもなく、どうすればいいかも判らないまま、
とうとうこの日が訪れてしまった。
窓から朝日を眺めて、俺はふと思った。
なるようにしかならないよな、と。
家族にも友達にも仲間にも、周りにも恵まれて、
それなりに、いい人生だった。
最後の最後で、波多野のソレに接触しちゃったし。
好きでいることは諦めたけど、それだけでいい。
もう1回触れたいけどそれは贅沢ってもんだ。
この日の午前中は静かだった。
珍しく誰もこなかった。
昼が過ぎ、午後になってから兄貴がやってきた。
それも、満さんを連れてだ。
しばらくして阿久津と笹崎もやってきた。
挨拶後、兄貴や満さんと会話を交わしている。
なにやら顔見知り同士っぽい。
そこへ、ヒロさんとカズさんもきてくれた。
こちらは阿久津と笹崎と顔見知りみたいで、
楽しそうにお喋りしている。
いつからそんなに仲良しだったのだろう。
世間が狭すぎて怖くなった。
満さんの携帯が鳴った。
手で口元を隠し、病室でしばらく会話してから、
すぐに戻りますと言って、ここを出て行った。
兄貴も、ここにいるみんなも、首を捻る。
数分後、満さんが戻ってきた。
背後に2人、背の高い人と背の低い人がいる。
ひょっこりと顔を出してきたのは、
フォーミュラニッポン参戦中のチームESドライバー、
後藤野光選手と、後藤野選手とチームメイトの前澤聖だ。
病室にいた全員が、ざわついた。
「光は私の、いとこなんです。
タイミングよくここへきたとのことなので、
郁央君の励みになればと勝手に連れてきました」
と笑った満さん。
満さんは、俺がカーレースが好きなのを知っている。
だからって当の本人を連れてくるなんて、マジで驚いた。
それでも俺はすごく嬉しかった。
みんなを見渡して後悔するのをやめた。
何がどうなってもしょうがないって思った。
俺はやりたいことをやって死ぬ。
最後に波多野と、あんなことができただけでも、
幸せだったんじゃないかって思う。
どうせなら死ぬなら笑いながら死んでやろう。
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これで役者は出揃いました。
お気に召しましたら一票お願いします。
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