BLUE BIND
BL小説ブログ。危険を感じた方はお逃げ下さい。
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Author:水色
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妄想好きな腐女子です。
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決めたゴールを走れ2nd 23 (08/22)
決めたゴールを走れ2nd 22 (07/11)
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決めたゴールを走れ2nd 19 (04/06)
+ 目次一覧
初めにお読みください (1)
青い空を見上げて (31)
僕達の体育祭 (8)
青い空を見上げて2nd (48)
君、何を想う (9)
風のように遥かに (39)
魚心あれば水心 (6)
雲の上の輪廻 (4)
その雪景色窓辺より (42)
傷痕は誰が為の (13)
星が刻んだ未来さえ (69)
その手はひとつじゃない (8)
青い空を見上げて3rd (70)
僕達の学園祭 (8)
蒼空と流星の狭間 (30)
見知らぬとこで七色が (42)
決めたゴールを走れ (93)
ゴールの先に在るもの (11)
銀の翼が恋を知る (41)
そして水の言葉は生まれる (10)
雨上がりの最果てで (58)
雨の屋根の下 (7)
君とは幸せになれない (78)
全てを任せてキスをする (8)
星が刻んだ未来さえ2nd (43)
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最終更新2013.6.2
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私にも何かやれることはないか、
と思ってリンクを繋ぎました。
小児ガンや無毛症、事故等で、
髪を失った方へ髪を寄付している
NPO団体のホムペです。
水色も伸ばして寄付する予定です。
ジャパンヘアドネーション
これは皆様もご存知のはず。
実は私、献血大好きなのです。
いつも400取ってもらってます。
体力的・時間的に余裕のある方々、
ぜひご協力をお願い致します。
日本赤十字社
寄付や献血を、行ったり訴えることが、
キレイ事に見えても構いません。
必要としている人がいるのは確かです。
実質的な行動はなくとも、
こういうのがあるということを、
知ってもらえるだけでも嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました。
[ 雨上がりの最果てで 46 ]
2013-02-14(Thu) 07:00:00
ごめんなさいが最後の言葉になってしまった。
ありがとうって言えばよかった。
みんなには感謝しかないのになんで謝罪したのか。
謝罪ってよりただの贖罪だ。
静寂の漂う病室で、ベッドで寝ている俺を、
みんなが囲いながら見つめている。
もう、俺の魂は、そっちには戻れないんだ。
俺はこのまま母さんのところへ行くのだろう。
現世にたくさん未練はあるけど仕方がない。
そんなことを思っていると、満さんがこう言った。
「愛があれば戻れるんですよね、郁央君」
考えながら満さんは唸っていた。
そんな満さんを、みんなが注目している。
満さんは俺をここまで導いてくれた。
この人からならいいアイデアが出るんじゃないか、
俺達はそんな期待をしていた。
唸って唸って、にぱっと満さんが笑った。
「やっぱりここは王子様のキスでしょうかね」
突拍子もない発言に、みんなの目が点になった。
もちろん、そこには俺も含まれている。
「なんて、いきなりすみません」
アイデアを口にした満さんは、
赤面し恥ずかしそうに頭部を掻いている。
満さんのこんな顔、初めて見た。
大人なのになぜかとても可愛かった。
と、ヒロさんが鼻息荒げながら一歩出て、
ぐいっと腕まくりをした。
「それなら俺がやります」
みんなの目が再び点になった。
カズさんに至っては、焦ったような怒ったような、
何とも言えない顔をして、ヒロさんを止める。
「ちょっと、ヒロやめなよ」
「それしか方法がないなら仕方ないだろ」
「愛のあるキスだよ?愛のあるキスできるの?」
「仲間としての愛情ならあるさ」
「それなら僕もあるけど‥」
ヒロさんとカズさんが揉めている隣で、
兄貴が何か決心し、満さんにこう告げた。
「俺がやってみせます。満さんいいですよね?」
「兄弟としての愛情ですか?」
「そうです。こんなこと誰にも頼めません」
「私だったら頼まれますよ」
4人のこんな光景を、他5人が苦笑いし、
止めるでもなく眺めているだけ。
いや、こんな混沌とした状況なんか、
誰がどうやっても止められるはずがない。
こんな状況の病室にきたのは看護師の谷村さんだ。
ここでは何が起きているんだ、という顔をしながら、
ぽつりとドアの前に突っ立っている。
「あの、そろそろ面会時間終了しますよ?」
全員、ぴたりと固まって笑った。
というか笑うしかないって感じだろう、これ。
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すごく嬉しいですーうわーん(ノД`)
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お陰様で、夜勤明け以外は更新の日々です(笑)
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皆様に楽しんで頂けるよう、精進しつつ頑張ります!
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