BLUE BIND
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Author:水色
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僕達の体育祭 (8)
青い空を見上げて2nd (48)
君、何を想う (9)
風のように遥かに (39)
魚心あれば水心 (6)
雲の上の輪廻 (4)
その雪景色窓辺より (42)
傷痕は誰が為の (13)
星が刻んだ未来さえ (69)
その手はひとつじゃない (8)
青い空を見上げて3rd (70)
僕達の学園祭 (8)
蒼空と流星の狭間 (30)
見知らぬとこで七色が (42)
決めたゴールを走れ (93)
ゴールの先に在るもの (11)
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最終更新2013.6.2
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と思ってリンクを繋ぎました。
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髪を失った方へ髪を寄付している
NPO団体のホムペです。
水色も伸ばして寄付する予定です。
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これは皆様もご存知のはず。
実は私、献血大好きなのです。
いつも400取ってもらってます。
体力的・時間的に余裕のある方々、
ぜひご協力をお願い致します。
日本赤十字社
寄付や献血を、行ったり訴えることが、
キレイ事に見えても構いません。
必要としている人がいるのは確かです。
実質的な行動はなくとも、
こういうのがあるということを、
知ってもらえるだけでも嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました。
[ 雨上がりの最果てで 50 ]
2013-02-19(Tue) 05:00:00
翌日の午前中、波多野家に電話した。
初めはおじさんが出て、続いておばさんが出て、
星ちゃんとも喋ることができた。
みんな、俺がここまで元気になったのを喜んでいた。
泊まりに行くことを伝えると、
ごはんを作っておくから手ぶらできてね、
とおばさんに言われた。
今度、おじさんとおばさんが家にいる時にいって、
お礼を言おうと俺は思った。
バイトが終わって、波多野家にお邪魔する。
用意してくれていた夕食は、ミートグラタンだった。
これ、おばさんの得意料理なんだよね。
波多野と一緒に、テーブルに並べてごはんを食べる。
なんか、同棲してるみたいでくすぐったい気持ちになった。
でも、こういうのを幸せって言うんだろうな。
自分で判るほどにやにやと笑顔が止まらなかったっけ。
で、ごはんが終わって何をするのかと思いきや。
やっぱり俺達にはこれしかない。
そう、ゲームのレベル上げとアイテム集めだ。
波多野は、俺がいない間に、
せっせとレベルを上げていたらしい。
討伐クエストにも何回かクリアしたらしく、
レアアイテムも結構所持していた。
「すごい頑張ったじゃん」
「仲村さんが退院したら、レアアイテムあげたくて」
「え?どうして?」
「謝るきっかけにしたいって思ったんです」
入院前、俺達は倉庫で、ちょっと言い合いをした。
突き放そうとしてあんな言い方をしたのに、
波多野は、それを謝りたいって思っていたらしい。
俺は、しゅんとして肩を落としてしまった。
「ごめん。謝るのは俺だよ」
「違います。俺ですから」
「俺のほうだって言ってんじゃん」
「だから、それは俺ですってば」
っと、いけないいけない。
せっかく2人きりの空間だってのに、
これじゃあムードが悪くなってしまう。
波多野も、同じことを思ったらしい。
俺達は、ぷっと吹き出した。
「それならお互い様ってことで」
「そうですね」
「よし!じゃあ狩りに行くか!」
「はい。どのクエストから行きましょうか」
ゲーム機を握った、俺達。
甘いムードになるのはまだ早い。
ゲームで遊んでからでも遅くはないはずだ。
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