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  [ 雨上がりの最果てで 54(R18) ]
2013-02-26(Tue) 06:10:00
波多野は、イッてしまったようだった。
どうせだったら、イッた時の顔を見たかったけど、
顔を隠されているから今は諦めるしかない。

「いっぱい出たね、波多野」
「はあ、はあ、だって‥」

何か言おうとして口を閉ざしてしまった。
続きが気になり、キスをする。
そのまま、しっとりと汗ばんだ首にもキスをした。
イッたばかりだからか、波多野の反応が、
いつもよりも敏感になっていて可愛かった。

「だって、何?」
「だって、仲村さんに、
 触られてるからに決まってますよ‥」

恥ずかしそうに言われて、
俺の内側にあった塊が爆発した。
それは、きっと波多野への愛情なのだろう。
堪らないほど愛しくなった。

ああ、もう、本当に可愛い。
じゃあ、前にあんなに感じてくれたのも、
俺がたくさん触ったからなのか。

もっと触るから、もっと感じてほしい。
中にある指を、そう思いながら増やすと、
そこは少しずつ柔らかく解れてきた。

横向きで寝ている波多野が、
顔を隠しながらも涎を垂らしている。
その口元には色気があり、とてもいやらしい。
興奮を抑えながらも内部を掻くと、
びくびくと体と足が震えた。

「ふ、あ、あ‥」
「どう?気持ち悪い?」
「大丈、夫‥」
色っぽく呻きながらも、首を横に振る。

大丈夫じゃないのに大丈夫だってさ。
本当は、痛いだろうし怖いはずなのに、
俺だからこんなことを言ってくれる。
その気持ちが、心から嬉しかった。

すると、波多野の右手が、
申し訳なさそうに俺を撫でてきた。
波多野の姿を目前に、ソレは張り切っており、
自分でもおかしいほど元気だ。
今までのどんな時より、固くて反っていて、
触られるのが恥ずかしいくらいだった。

ちなみに、波多野は左手で、
顔をしっかり隠してたままだ。
いつになったら顔を見せてくれるのやら。

「仲村さんも、限界ですよね?
 いいですよ‥もう‥たぶん大丈夫ですから‥」
精一杯であろう誘惑に、ぼんと頭が弾ける。

確かに俺だって、そろそろ限界だった。
でも、波多野のことが大事で、
体のどこにもできるだけ傷つけないように、
慎重に慎重に、進めようと心がけていた。

それをどこかで悟ったのか、
それとも、もどかしくなってきたのか。
どっちにしても、波多野は、
俺にきてほしいと誘ってくれていた。
男だったらそれに応えないとならない。

俺はキスをしながらゴムを着ける。
息が荒いのをばれないように息を吐きながら、
波多野の足を持って中心を体を沈めた。

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