BLUE BIND
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僕達の体育祭 (8)
青い空を見上げて2nd (48)
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魚心あれば水心 (6)
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その雪景色窓辺より (42)
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青い空を見上げて3rd (70)
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蒼空と流星の狭間 (30)
見知らぬとこで七色が (42)
決めたゴールを走れ (93)
ゴールの先に在るもの (11)
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最終更新2013.6.2
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髪を失った方へ髪を寄付している
NPO団体のホムペです。
水色も伸ばして寄付する予定です。
ジャパンヘアドネーション
これは皆様もご存知のはず。
実は私、献血大好きなのです。
いつも400取ってもらってます。
体力的・時間的に余裕のある方々、
ぜひご協力をお願い致します。
日本赤十字社
寄付や献血を、行ったり訴えることが、
キレイ事に見えても構いません。
必要としている人がいるのは確かです。
実質的な行動はなくとも、
こういうのがあるということを、
知ってもらえるだけでも嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました。
[ 雨の屋根の下 6(完) ]
2013-03-16(Sat) 07:45:00
すぐ後におじさんが帰ってきた。
事情を説明し、父さんと電話で話をしてくれて、
とんとん拍子に全て解決してしまった。
そして、すぐに引っ越しすることになった。
学校が始まるまでには基盤を作るのがいいだろう、
というおじさんの提案からだった。
そういうことで、俺のほうが兄貴よりも先に、
住み慣れたマンションを出て行くことになった。
ベッドや机は処分をお願いした。
これからこのマンションは、新しい家族が住むんだ。
ここも、茉麻ちゃんの部屋になるかもしれない。
大学のあとに就職でもしたら、
それこそアパートで一人暮らしとかするだろう。
家具類は、そういう時に買えばいいさ。
荷物は、ほとんど洋服と教材だけだった。
これだけだったら自家用車でどうにかなると、
おじさんが車で迎えにきてくれた。
助手席の波多野が、ひらひらと俺に手を振ってくれる。
「郁央、だらしない顔してるなあ」
頬を緩ませながら手を振っていると、
兄貴に呆れたように右脇を突かれてしまった。
「そういう兄貴だって、満さんといる時は、
だらしない顔してるって知らないの?」
「俺はそんな顔しないし」
「してるよ。いつもだよ、いつも。
でもさ、満さんと付き合ってんだから、
だらしなくなっていいんじゃないの」
言って笑うと、にこりと兄貴も笑顔になった。
兄貴がおじさんに挨拶し、全員で車に荷物を積む。
そして、俺は後部座席に乗り、その隣に波多野が座った。
そんな行動が自然すぎて、更にだらしない顔になる。
「ほら、お前のほうがだらしない顔だよ」
「いいんだって、だらしなくても。
兄貴、またメールと電話するからね。
満さんにも宜しく伝えておいて」
「了解。おじさん、波多野君、
郁央のこと宜しくお願いします」
兄貴が会釈し、おじさんが頷いて応える。
そして、車はゆっくりと走り出していった。
兄貴と離れてしまうが寂しくなかった。
だって、俺の隣に、いつも波多野がいる。
それに兄貴とはずっと兄弟だ。
どこにいても俺は兄貴と繋がっているんだ。
途中、ぱらぱらと雨が降ってきて、
やっぱり雨になったのかと笑ってしまった。
俺達に何かある時はいつも雨なんだよね。
波多野と目を合わせて手を繋いだ。
「夏樹、好きだよ」
おじさんに聞こえないように、口パクで伝えると、
波多野は笑顔で、頷きながら答えてくれた。
「俺もずっと好きですよ、郁央さん」
前話へ
雨の屋根の下、これにておしまいとなります。
お付き合い頂き、ありがとうございました!
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