BLUE BIND
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最終更新2013.6.2
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私にも何かやれることはないか、
と思ってリンクを繋ぎました。
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髪を失った方へ髪を寄付している
NPO団体のホムペです。
水色も伸ばして寄付する予定です。
ジャパンヘアドネーション
これは皆様もご存知のはず。
実は私、献血大好きなのです。
いつも400取ってもらってます。
体力的・時間的に余裕のある方々、
ぜひご協力をお願い致します。
日本赤十字社
寄付や献血を、行ったり訴えることが、
キレイ事に見えても構いません。
必要としている人がいるのは確かです。
実質的な行動はなくとも、
こういうのがあるということを、
知ってもらえるだけでも嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました。
[ 君とは幸せになれない 9 ]
2013-04-05(Fri) 06:00:00
藤ヶ谷君は、シャワーを浴びて帰っていった。
帰り際、ちょっと足元がふらついており心配したが、
ゆっくりと歩いて帰っていった。
それからは、何事もなく普通だった。
楠さんが作ったシフト表はいつも通りで、
特別になにかあるでもない日常だった。
そして、3週間が経過した。
翌月のシフトを作成するのに、
みんなの休み希望を聞かないとならない。
バイトを掛け持ちしていたり、
ここでの仕事を副職にしていたり、
学業とバイトを調整していたり、
それぞれの事情を考慮しながらも、
働きやすいようなシフトを作っていくのだ。
仕事の合間に1人ずつ、
デスクワーク用の事務所に入ってもらって、
僕とマンツーマンで話をする。
そこでようやく、久々に藤ヶ谷君と対面した。
パソコンのあるデスク前に僕が座っていて、
向かいに藤ヶ谷君が座った。
デスクにはもちろん、シフト表が広げてある。
「お疲れ様です、大津さん」
「お疲れ様。来月のシフトの調整なんだけど‥」
と、フロアが手薄になるから出勤してほしい曜日と、
出勤しなくてもいい曜日を、シフトを見ながら伝える。
まだまだ大学生である藤ヶ谷君は、
出席しないといけない授業でもなければ、
シフトに融通がきくから、僕としても助かっていた。
案の定、フロアが手薄になる曜日に、
バイトを入れてもいいと言ってくれる。
シフトに書き込みながら僕は笑う。
これで、みんなのシフトの調整がなんとかなりそうだ。
「いやあ、いつも助かるよ。ありがとう」
「いえ。大津さんって明日休みですよね?」
「そうだよ。でも、シフトがこれで完成できそうだから、
家でシフトを作ろうかと思っているんだ」
「そうですか。それじゃあ、俺フロアに戻ります」
急に感じた素っ気なさに、ふと顔を上げた。
藤ヶ谷君は明日も、ここでバイトだったはずだ。
それでも、僕なんかに用があったのだろうか。
「藤ヶ谷君、僕に用でも?」
「いえ、いいんです」
藤ヶ谷君が、僕の見ないでさっさと出て行ていく。
訳が判らないまま取り残され、ぽかんとした。
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