BLUE BIND
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Author:水色
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僕達の体育祭 (8)
青い空を見上げて2nd (48)
君、何を想う (9)
風のように遥かに (39)
魚心あれば水心 (6)
雲の上の輪廻 (4)
その雪景色窓辺より (42)
傷痕は誰が為の (13)
星が刻んだ未来さえ (69)
その手はひとつじゃない (8)
青い空を見上げて3rd (70)
僕達の学園祭 (8)
蒼空と流星の狭間 (30)
見知らぬとこで七色が (42)
決めたゴールを走れ (93)
ゴールの先に在るもの (11)
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最終更新2013.6.2
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私にも何かやれることはないか、
と思ってリンクを繋ぎました。
小児ガンや無毛症、事故等で、
髪を失った方へ髪を寄付している
NPO団体のホムペです。
水色も伸ばして寄付する予定です。
ジャパンヘアドネーション
これは皆様もご存知のはず。
実は私、献血大好きなのです。
いつも400取ってもらってます。
体力的・時間的に余裕のある方々、
ぜひご協力をお願い致します。
日本赤十字社
寄付や献血を、行ったり訴えることが、
キレイ事に見えても構いません。
必要としている人がいるのは確かです。
実質的な行動はなくとも、
こういうのがあるということを、
知ってもらえるだけでも嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました。
[ 君とは幸せになれない 10 ]
2013-04-08(Mon) 06:55:00
翌日は確かに仕事は休みだったが、
のんびりしつつ、家でシフトを作っていた。
淹れたコーヒーを啜りながら、表を睨む。
このコーヒー豆は楠さんが、社長へと提案した。
僕がそれを知った時、楠さんには敵わないと思った。
楠さんは何でもやれる人なのだ。
仕事も恋愛も、社長への提案も、そつなくこなす。
それに比べて僕は、そつなくこなすどころか、
店長とフロアの業務で、いつもいっぱいいっぱいだ。
だから、シフト表も家で作るしかない。
職場なんかでは作成するような時間がとれないから、
家でやらないと間に合わないのだ。
店長という役職なんて相応しくない。
こんなことやるべきではなかったんだ。
普通に生活し、普通に仕事し、
隅のほうで細々と生きていければ、それでいい。
今更そんなことを愚痴ってもしょうがない。
憧れていた楠さんに推されたんだ。
今は楠さんに泥を塗らないよう、ひたすらやるしかない。
シフト表を作るだけで、5時間。
外はすっかり暗くなっていた。
昼食を食べてから作成を始めたから、
そろそろ腹も減ってきたし、どうしようか。
ごはんを作るにしてもくたくたに疲れてしまった。
コンビニへ行って、弁当でも購入しよう。
立ち上がって体を伸ばすと、インターが鳴った。
勧誘は面倒だ、と思いつつインターのカメラを見ると、
びっくりして目を広げてしまった。
そこにいたのは藤ヶ谷君だったからだ。
インターのカメラで応対せずにドアへ直接出ると、
藤ヶ谷君が、びくっと目を大きくさせた。
僕がいきなりドアを開けるとは思わなかったのだろう。
「藤ヶ谷君、どうしたんだい?」
「お疲れ様です」
「ああ、お疲れ様。それでどうしたんだい?」
「ちょっとだけお邪魔してもいいですか?」
「構わないよ。入ってどうぞ」
軽く頭を下げ、藤ヶ谷君は家へと入った。
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