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  [ 君とは幸せになれない 21(R18) ]
2013-05-03(Fri) 07:55:00
僕は、彼によって横にさせられた。
彼は、そんな僕に笑いながら腰を動かした。
笑っていた顔が、蕩けて色っぽく変わる。

「あ‥はあ‥ああ‥」
「真康はいやらしい腰使いをするんだね」
「公明のが‥気持ちい‥から‥」
「嬉しいこと言ってくれるね」

僕のソレを貪るように、ゆらゆらと腰が揺れる。
小刻みに揺れる腰使いが、実にいやらしく見えた。

同時に、これまで経験してきた回数が、
聞かなくとも教えられたような気がしてしまった。
彼は若いがそれなりに数を踏んでいる。

腰のいやらしい動きに、僕は嫉妬を覚えた。
一体、誰がこんなことを彼にさせたのだろう。
誰のためにこんなことを教えたのだろう。

デリヘルでの人物にここまで嫉妬したことはない。
らしいなくて、ぐっと唇を噛んだ。

何だか悔しくて、ぷるぷると揺れているソレを、
手で包んで強く擦った。
同時に、くいっと腰が入りやすいように尻を浮かす。
突然の刺激に、ソレは涙を零した。

「あっ、はっ、やあっ、あっ」
「前と後、どっちが気持ちいいんだい?」
「どっちも、あ、いい、んっんっ」
「どっちもだなんて、真康は淫乱だ」
「んあ、違‥あああっ」
「違うだなんて言わせないよ。
 真康が、僕にさっきから絡みついているしね」
「それは、公明、の、硬くて太い、からっ」
「ああ、それはよく言われるかな」

そう、僕のは硬くて太いと、よく言われる。
人のものなんかと比べたことはないし、
そんなことに興味もないがそうみたいだ。
硬くて太いもので、彼の中をごりっと擦り上げると、
切なそうな吐息が漏れてきて、僕はそれが嬉しかった。

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