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  [ 君とは幸せになれない 22(R18) ]
2013-05-06(Mon) 07:25:00
「うう‥くう‥あああ、あ、あ」
彼の声が、より一層高くなる。
同時に、動きつつも閉じられていた足が、
徐々にご開帳した。

かぱ、と足を開きながら体を反る。
反り返ったソレと蠢く嚢が、はっきりと見えた。
イキそうなのか、ぐにぐにと嚢が動いている。
ぶるっと震えると、彼が滾った陰茎を扱き出した。

「イキそうかい?」
「ん、ん、出ちゃう‥出ちゃうう‥っ」
「僕もそろそろ出そうだよ」

蠢く嚢をゆっくり指で動かしてやると、
彼は泣きながら精を放った。
イク時の声をなぜか喉で抑えながら。

彼の中がこれまでにないほど僕を締めてきた。
このままでは中に出てしまう。
彼を退かそうとして逆に重みをかけられた。
ソレの全てが絞られ、射精したくて我慢できない。

「真康‥出るから腰を引いてくれ‥」
射精を堪えるように臀部を絞めながら、
彼の腰を掴んでいる手に力を入れる。
だが、彼は震えながら首を振った。

我慢もとうとう限界になり、僕はそのまま出した。
ゴムをせず、中に出したのは久し振りだった。

あまりの気持ちよさに、たくさん出たような気がする。
証拠に、彼と繋がったところから液が漏れた。
そんなシーンが、僕からだとばっちり見えるのだ。

「はあ、はあ、悪い子だ‥真康‥」
「ごめん‥なさい‥」
「中に出すのは体に悪いんだよ」
「知っているけど欲しかったんだもん」

体をゆっくりと前のめりにして、
彼は僕に、キスをしてきた。
キスをしながら、彼はティッシュを抜いて、
ついでに腰も抜いて後を拭った。
いや、この動きは、出てきたものを拭うだけではなく、
慣れたように後処理していると思われる。

後処理の場面を見られないよう彼がキスをする。

セックス後の虚無感に襲われながらも、
その行動に嫉妬した。

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