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  [ 君とは幸せになれない 32(R18) ]
2013-06-01(Sat) 06:55:43
先程から先端には、たっぷりの蜜が滴っていた。
僕はそれを見ないふりして、陰茎だけを刺激していた。
少しくらい焦らさないと、つまらないだろう。

焦らされた彼が、願いを口にする。
この瞬間こそ、僕にとっては堪らないのだ。

僕のことをもっと求めればいい。

「ああ、いいよ」
言いながら笑ってあげると、気持ちよさげな表情が、
ちょっとだけ緩んで嬉しそうになった。

滴を舌で掬い、ぺろりと舐める。
舐める度に、どんどん滴が溢れてくるし、
ソレの震えも激しくなり、嬉しくて笑った。
それほど、彼はいっぱい感じている。

焦らして焦らして、そして一気にソレを頬張る。
突然の快感に、彼のソレは大きく震えた。

「んあああっ」
僕の口の中で、大きさと硬さが増した。
ピンク色だった先は、きっと真っ赤だろう。
そのまま、口でスライドを始めると、
更にソレが膨らみ、彼がすぐにでも達しそうになった。

「イキそうかい?」
「あ、はあ、ん、イキそうっ」
「いいよ、このまま出して」

僕の声に、彼が横に首を振る。
このまま出したくない、という意思表示だろう。
なぜイキたくないのだろうか、僕には判らない。
気持ちいいなら射精してしまえばいいのに。

じゅるっと銜えたまま吸ってやる。
すると、彼の体が、ぴんと硬直した。

「出る‥出ちゃう‥っ」
瞬間、僕の口に、どぷっと彼の精が放たれた。

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