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  [ 君とは幸せになれない 46(R18) ]
2013-06-26(Wed) 07:25:00
懸命に、彼はソレを銜えた。
一度は射精し、萎えてしまった彼のソレが、
再び膨らんでいくのを目の当たりにしながら、
僕は腰を揺らして彼の口を煽る。
すると、彼は喉奥を使い、僕のソレを締めてきた。

瞬間、僕はやりすぎたと思い、すっと腰を引いた。
それでも、彼は自ら、僕のソレを求めるように、
ソレを口から出さずに、また喉奥を使用した。

喉奥というのは危険でもある。
慣れない人がこれをやると、簡単に嘔吐する。
それは、身体の機能としては当然の反射であり、
そうならない人間はいない。
それに、セックス中に吐かれるのは僕も困る。

だからこそ、彼にムリをしてほしくないと思って、
すっと僕は腰を引いた。
だが、こちらの意図を知ってか知らずか、
彼が何度もソレを喉奥へ飲む。

情けないことに僕は、こうされて気持ちよかった。
彼の様子を見ても、吐きそうにならない感じだ。
引けるだけ引いていた腰が、ベッドについてしまった。
あとは、彼にソレを任せるしかない。

「ん‥ん‥んん‥っ」
そんな呻き声を上げながら、彼がソレを舐める。

どんな顔をしているのか見ることができない。
しかし、目の前の、彼のソレが揺れたり、
割れ目から蜜を垂らしたり、
それらを見る限りでは、彼もきっと興奮していると思う。

蜜を掬って割れ目を、ぐりぐりと擦ろうかと思ったが、
そうするのをやめることにした。
突然そんな行為をして、吐かれたら困るからだ。

彼の喉の締まりは僕の体を昂らせた。
そろそろ、イキそうになってきたのだ。
それを悟られたのか、喉奥で飲む頻度が、
さっきよりも増えたような気がした。

「真康‥もう出そうだ‥」
「ん、んん、んっ」

彼が小刻みに頷く。
射精してもいいという合図らしい。
それを見届けて、僕はそのまま達した。

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