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  [ 君とは幸せになれない 47(R18) ]
2013-06-29(Sat) 06:40:00
「んぶ‥んんぐ‥」
喉の奥でそんな音を鳴らしながら、
僕が放ったものを彼が飲んでいった。

どんな顔なのかは見えないが、
苦しそうな顔をしている気がする。
眉を顰め、うるうると目を潤ませながら、
飲めきれなかった精を、口から垂らしている、
そんな風に違いない。

想像して何度もぞくぞくした。
僕にこんなサディスックな気があったのか。
自分で自分に、少しばかり驚く。

ソレから顔を離して、彼が口を拭う。
僕は彼を翻し、ベッドへと押し倒した。
彼の顔は、僕がさっき考えた通りだった。

潤んでいる目が、僕だけを捉える。

涙で濡れた彼の瞳に、僕だけが映っている。

それを確かめながらゴムを着けて、
彼の後に、昂ったままのソレを宛がった。
ぴくり、と彼の体が動く。

「そろそろ挿れるよ?」
「うん‥きて‥」

きて、という声が色っぽい。
たったそれだけで、僕の昂ぶりが更に熱くなる。

彼の足をゆっくり持ち上げる。
すると、彼は両手で大腿を抱えた。
ここからでも彼の後が見えるくらいに、
ぱっくりと足が開かれている。

挿入部を捕捉し、静かにソレを挿れていく。
瞬間、彼は声にならない声を上げながら、
僕の腕を掴み、血が出そうなほど強く握ってきた。
千切れてしまいそうな握力に、僕の顔が歪む。

一方で、これまでにないほど、
彼はとても苦しく辛そうだった。

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