BLUE BIND

BL小説ブログ。危険を感じた方はお逃げ下さい。
  [ 君とは幸せになれない 49(R18) ]
2013-07-05(Fri) 06:30:00
律動を開始し、すぐにイキそうになった。

彼の中が、ぎゅうぎゅうに僕を締めつけてくるのだ。
こんなに絡みつかれて、堪えられる訳がない。

「あ、あ、ん、んんっ」
彼は強くシーツを握り締めながら、
達しないように耐えている。
表情も必死で、ぎゅっと目を閉じている。

きっと、僕のことを考えて耐えているのだ。
さっきも言ったが、いつでもセックスできるのだから、
さっさとイッてしまえばいいのに。
いや、僕がきちんとイキそうなのを言えばいいか。

彼のソレにローションを垂らして、柔らかく握る。
射精を促すように親指で擦ってやると、
真っ赤になっているソレが更に硬くなった。

「あああ、やだあ‥っ」
「真康、僕ももう出そうなんだ。
 このまま一緒にイこうよ」
「ん、ああ、公明‥うあ‥一緒に‥っ」

びくん、と彼の体が弾く。
声にならないものを発しながら、腰を高々に上げ、
天井にむかい一直線に射精をした。
その後、びくびくと体を震わせながら、
残りの全てを絞るように、精を零す。

そんな光景に見惚れながら、
熱い彼の中で、ぎゅっと包み込まれながら、
僕のほうは静かに達していた。
さっきも達したのに、たくさん出た気がする。
あまりにも気持ちよすぎて、
このまま彼の中にいたいと僕は思った。

射精後、彼がぐったりとベッドに沈む。
恍惚とした表情で、少しばかり呆けながら、
彼はこう呟いた。

「はあ、はあ、公明‥はあ‥好きだ‥」

次話へ 前話へ

お気に召しましたら一票お願いします。
にほんブログ村 小説ブログ BL小説へ

君とは幸せになれない | TB:× | CM : 0
君とは幸せになれない 48(R18)HOME君とは幸せになれない 50(R18)

COMMENT

COMMENT POST

:
:
:
:



 
 管理者にだけ表示を許可する


copyright © 2024 BLUE BIND. All Rights Reserved.
  
Item + Template by odaikomachi