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  [ 君、何を想う 2(R18) ]
2010-07-20(Tue) 14:00:53
笹崎侑津弥


床にシャツを置くと、一緒にベッドへ寝転んだ。
男2人が寝るにはちょっと狭いセミダブルベッド。
でも、間が開かないから俺は好き。
すすっと鎖骨をなぞる、ジョーの大きな手。
むずむずしてきて、思わず体をよじる。

「‥そこくすぐったい」
「じゃあこれは?」

ジョーが鎖骨から肋骨にかけて、キスをする。
唇からの温もりを感じながら、そっと目を閉じた。
「‥ん、気持ちいい」

ジョーは、洋服を着ると見えない場所に、
キスマークを残していく。
強く吸われて少し痛いけど、それすら段々と心地よくなる。

それから改めて唇にキスをした。
俺から舌を入れると、ジョーは驚きつつ、
でもすぐに絡んできた。
舌を絡め、唾液を交換し、お互いがお互いを味わう。

「‥はあ‥はあ‥」
あまりにも夢中になったせいか息切れした。
息を整えながらぼんやりとジョーの顔を眺めていると、
ふと、俺だけが上半身裸なのが許せなくなり、
ジョーのシャツも脱がしてやった。

「ウツミに脱がされると何かどきどきする」
ジョーは少し照れていた。

その気持ち共感できる。
俺はジョーに服を脱がされる度に、
これからするんだ、とでも体のどこかで感じるのか、
口にはしないもののいつもそう思っていた。

でもそれを言うのが照れくさくて、
わざと愛想のない返事をした。
「‥ふーん」

そんな俺をにやにやしながら見ているジョーに、
「ウツミ、して?」
と、頬をすりっと撫でられた。

そういうつもりで脱がしたんじゃないけど、
ジョーがしてほしいなら、してもいいかな。

「‥うん」
俺はジョーに乗って、体をぺろぺろと舐める。
胸の小さな突起を口に含むと、ジョーの頬に赤みがさした。

こういう表情を見て興奮してくる。
ジョーが感じれば感じるほど、なぜか俺も感じてきて、
下半身が、じんじんと膨れ上がってくる。
それはジョーも同じだったらしくソレが勃っていた。

俺はジョーの短パンとトランクスを取って、
すっかり勃ち上がっているソレを軽く握った。
泣いてる姿が愛しい。

「‥いただきます」
ジョーに笑ってから、ぱくっと食べる。

もう何度かしているこの行為。
最初はちょっと抵抗があったけど、もうそれはない。
むしろ今問題なのは、
俺にテクニックがなく口でイかせれない、ということ。

あまり長く口を開いてられず、根元まで頬張ると、
そのうち顎が痺れてくる。
本当は、そのまま顔を上下に動かしたいけど、
今はそれも数回しか動かせない。

ジョーが俺にできて俺がジョーにできないのは、
やっぱり大きさの問題かなと思うけど、
それはそれで悔しいから考えないことにして、
俺がまだこれに慣れないからだ、といい方向に解釈する。

ついばむように唇で挟んでみたり、
舌のざらついた部分を筋にあてたりすると、
ぴくん、とジョーの腰が浮き上がった。

「あ、ウツミ、すっげ‥気持ちいい‥っ」
くしゃりと俺の髪を混ぜてくる、ジョー。

ふと見ると、短パンとトランクスを濡らすくらい、
自分のソレも興奮していた。
俺はそんな自分が恥ずかしかった。

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