BLUE BIND

BL小説ブログ。危険を感じた方はお逃げ下さい。
  [ 星が刻んだ未来さえ 4(R18) ]
2010-11-13(Sat) 05:45:02
息を吐きながらソレを飲み込むと、
菅生さんが突然、ぐんと腰を突き上げた。
くっと喉で息が止まる。
だけど、このままだと辛いのが判っているから、
ムリに息を吐いた。
「は‥あ、はあ‥っ」
「マイト君締まっていて気持ちいいよ」

リングの食い込んだソレを、菅生さんが刺激する。
「だめ、また‥あ‥イク‥っ」
全身をがくがくと痙攣させながら、俺はまた達した。
同時に、目に溢れていた涙が零れた。

根をきゅっと締めるリングが痛い。
だけど、恍惚とするほど気持ちがいい。
痛みだけでまた達しそうなほどに。

俺はどこか狂っている。
こうなるように菅生さんに開発されてしまったのか、
元々こういう素質があったのか。
おかしくなって、痛みを感じながら笑った。

「大丈夫?」
「ええ、もちろん」
「それなら、もっと楽しもうね」
再びぐんと突かれて、飛ばされそうになった俺は、
菅生さんに両手でしがみつく。

全身が火照る。
雪にダイブしても冷めそうにないほど熱い。
冷ますためには出せばいいだけ。
だけど、今はそれさえも許されない。

射精することのできない性器を、
軽く握ってゆるゆると扱き始めた。
心身の状態が、ほんの少しだけ楽になれる。

「扱いていいなんて言ってないよ?」
「‥ん、あ、俺‥もう‥っ」

イキたい、と訴えてもノーに決まっている。
それを誤魔化しながら、俺はただ喘いだ。

「何?ちゃんと言ってごらん?」
「あ、んあっ、イキた‥い‥です‥!」
「マイト君は騎乗位が好きなんだね」
身の毛がよだつような顔で笑う、菅生さん。

かなり不快な笑顔だけど、この反応なら、
ペニスリングをもう外してもらえるかもしれない。
その望みに賭けて、菅生さんに同意した。

すると、菅生さんの親指が、俺の先端を押し、
蜜が溢れるソコをぐりっと爪で擦ってきた。
割れ目からの蜜が増え、ぬめりで一層感度がアップする。
強烈な刺激に、ひときわ高い声を俺は発した。

「んああっ、す、ごさ‥イク‥!」
腰と足が痙攣を繰り返し、俺はまたドライに達した。

内部が締まっているのが自分で判る。
菅生さんがその緊縮に、うっとりと目を細めた。

「ああ、いいよ‥とても気持ちいい‥」
「‥ふあ‥も、これ外して下さい‥お願い‥っ」
「そうだね。3回はイッたし頃合いかな」

菅生さんの右手が、リングの戒めを解くと、
幹に溜まっていた液が溢れてきた。
リングから解放されて安心したせいか、
突っ張っていた体の力が、少しだけ緩む。

「ラストは一緒にイこうね」
戒めがなくなっても勝手に達してはいけないよ、
という菅生さんなりの牽制。

俺がこくりと頷くと、菅生さんはこれまで以上に、
がくがくと俺を揺さぶった。
「マイト君好きだよ、最高だよっ」

意識が遠退く直前、菅生さんと一緒にイッた。

次話へ 前話へ

お気に召しましたら一票お願いします。
にほんブログ村 小説ブログ BL小説へ
BL小説星が刻んだ未来さえ | TB:× | CM : 0
作者の独り言 10HOME星が刻んだ未来さえ 5(R18)

COMMENT

COMMENT POST

:
:
:
:



 
 管理者にだけ表示を許可する


copyright © 2024 BLUE BIND. All Rights Reserved.
  
Item + Template by odaikomachi